ゲスト出演:part2

大石亜矢子さんを紹介される。
『たすけ愛すぎとの活動内容や講演の主旨にぴったりのプロ歌手がいる・・』と、田村さんから紹介して頂く、視覚障害者で盲導犬(アイメイト)と一緒にステージに上がり、彼女の弾き語りを聴く者は、何故か涙し、感動を呼び起こす・・。一押しの歌手です。と勧められる。

ビビビと来る手応え!
まだ、会ったこともない彼女ではあったが、イメージを膨らませるには、充分な情報だった。
その後、送られて来たMDを聴いた時、私は、飛び上がらんばかりの興奮を覚えた。
『金銭的負担は、一切かけないから・・』というこちらの申し出で、講演会の協力をお願いした“たすけ愛すぎと”さんには、私の要望をすべて聞き入れてくれて下さった。そして、大石亜矢子さんのゲスト出演も、勿論快諾して下さった。

彼女のプロフィール!
1975年双子の姉弟として誕生する。彼女だけ未熟児網膜症により、視覚障害者となる。双子の弟の方は、晴眼者としての歩みを与えられる。しかし、彼女は、底抜けに明るく、自分の障がいを乗り越え、武蔵野音大の声楽科を卒業する。詳細はこちら↓
http://www3.tokai.or.jp/e-tamago/ooisi/purofuel.htm

リーフレットには敢て載せなかった訳!
周りの方達には、このプロ歌手をリーフレットに載せた方がいいのではないか・・と、アドバイスを頂いた、然し、私は、敢て、それを拒んだ。何故なら、この講演会の主旨は、悪までも、がんに対する知識や予防を深めて頂きたいこと、そういった啓蒙が最大の目的だったからです。

もし、それに、興味のない方が講演会に参加されたとしたら、きっと、大石さんのステージが終わった途端に退席されるのでは・・・という危惧を頂いたからです。
また、ゲスト出演を知らない方々を、ちょっと、驚かせてみたい・・・という“いたずら心”も、ちょっとあったかもしれません。

大石さんのステージ!
アクシデントで始まった講演開始であったので、私の持ち時間は、5分短くなっていました。前半かなり飛ばし、早口で原稿を読み上げたのは、そういう訳だったのです。私は、5分の調整だけなく、その後、5分早めに体験談を終えたそのお蔭?で、大石さんの持ち時間15分が20分となりました。

アベマリアの天にも昇るようなピュアーな美しい声が流れた時、私は、緊張がほぐれ、優しい労いで包まれたようで、舞台の袖で涙が溢れた、製薬会社のブリストルマイヤーズの社員(2名応援に来て下さっていた)さんも、感涙していた。
講師の勝俣医師も、舞台の袖から、もう身を乗り出すようにしてステージに限りなく近い距離で聴き入っていた。今まで聴いたこともない編曲のアベマリアは、客席の心を掴み、彼女の透き通った声に惹きこまれて行った。

時間を計りながら進行していた司会者である夫は、アンコールが出来る時間的ゆとりがあることから、『皆さん、もっと聴きたいですよね。』と、拍手を促す。
大石さんには、3曲と打ち合わせをしていたので、客席の熱い熱い大きな拍手が、そのまま本人に届き、あうんの呼吸で、馴染みの曲『川の流れのように』を、歌って下さった。
会場と彼女の弾き語りがまるでひとつの波のように、しなやかに滑らかにメロディーが流れていった。盲導犬アンは、ステージの上で、じ〜っと、静かに、勤めを果たしていた。
彼女の歌は、聴き手の琴線に触れ、今も尚、その余韻が残っているから不思議です。

最後に・・・。
もし、私が、あの日、まりるさんを見舞わなかったら、もし、私が、梅干を電車の中に忘れなかったら、もし、私が、北千住のトイレに行かなかったら、到底、私は、田村さんに会うことはなかった。本当に偶然が重なり、奇跡的な出会いが合って、この杉戸町に、大石亜矢子さんが来て下さった。今は亡き、まりるさんが合わせて下さったに違いない・・・お空の向こうから応援してくれたに違いない・・・と、私は思っているのです。

  1. 2007/02/08(木) 22:46:48|
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