これから、何日かにかけて「いのちをかけて、いのちを守る。」 山本たかしさん 山本ゆきさん共著の小冊子のすべてをご紹介したいと思います。これは、お二人の2007年6月5日の日記です。
ここまで赤裸々に書いて大丈夫というような内容です。是非、まさにいのちをかけて、いのちを守るがん患者山本たかしさんを知って頂きたいと思います。壮絶な病を負いながら偉大な働きをされている政治家がいることを本当に分って欲しいのです。
=余命半年からの人生。がんイコール、リタイヤではない=
がん患者としての日々、その想い
朝、目覚めると「今日も、一日分の命をいただいた」と思うようになりました。
健康な時と違って、パッとは起き上がれません。目を開けたり、眠りに戻ったり、しばらく行きつ戻りつしながら、頭と身体を眠りの世界から現実に呼び戻します。
激しく咳き込むこともあります。胸腺から肺に散らばったがんのためです。
一日に二回飲む痛み止めの薬を飲み、妻の作る人参&りんごのフレッシュジュースを飲んで、身体がようやく動き始めます。
「こんな身体でこれから先、国会の仕事ができるのか。でも、自分でなければできない仕事があるぞ」こんな自問自答を繰り返しています。
でも、不思議なことに、今日の予定を確認して、「今日は、この仕事をしよう」と決めると、徐々に気力が出てくるのです。
僕のがん
僕のがんは最初、胸の真ん中の肋骨の後ろ側にある胸腺にできて、そこから肺と肝臓に転移しました。自覚症状がまったくないまま、一昨年末に見つかった時、すでにその状態でした。
がんの進行度を表す「期」では第4期、その先がありませんので、世間では「末期」と呼ばれています。
もっとも、四期であっても治らないわけではありません。
また「末期」の時間は、いくらでも延びていきますので、「末期」という表現も正しくありません。
とは言いながらも、極めて厳しい状況から治療が始まりました。
治療法は、僕のように全身にがん細胞がまわっていると、手術も放射線治療も無理で抗がん剤しかありませんでした。
効く抗がん剤、効かない抗がん剤があり、効いた抗がん剤でもしばらくすると、がんに耐性ができて使えなくなります。
また、新しい抗がん剤や薬に挑戦することになります。だんだんと選択肢が少なくなり、細い道が、さらに細くなっていきます。
副作用は、使用する抗がん剤によって異なりますが、多かれ少なかれ出てきます。感染症を引き起こす原因となる白血球の減少、貧血、むかつき、倦怠感、手足のしびれ、便秘、脱毛と、一通り体験してきました。
医師からは、それぞれの副作用に対処する薬をもらっています。抗がん剤によって副作用の出方がことなりますし、その副作用の程度も日によって違うので、副作用を抑える薬の量は自分でコントロールします。
抗がん剤治療を続けていると体調や気分に波があり、心も定まらず、何事においても決心したかと思うと迷いのどん底に落ちる、この繰り返しです。
がんが大きくなったためか、肝臓が肥大して肺や心臓を圧迫し、心拍数が130を超えたときもありました。
そんな時は、数メートル歩いただけで息切れがします。血液中の酸素量が少ないときは、在宅酸素のお世話になります。
明日に続く!
- 2007/07/09(月) 20:00:03|
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