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2012_08
02
(Thu)18:51

がん末期会員さんのお見舞い!

今日、副代表は県立がんセンターの皮膚科(肺がんだけど、副作用で皮膚障害があらわれている。)。そして私は腸の癒着の病院(済生会栗橋病院)に。

朝から交信をして、互いの本日のスケジュールを確認。

主治医の福屋医師には、2ヶ月に一度お会いするが、いつも、励ましの言葉を頂く。今日は、柏木哲夫先生の本を持参し、『先生。やっぱり医師の職業って、患者に勇気を与え、夢を与えますね。素晴らしいご職業ですよ。』

などと、診察と関係のない話をしたり、秋の講演会の話をしたりして、何故か、がん患者会シャロームの活動状況を主治医は、診察の度に聞かされる。(笑)

それでも、真正面から私の話を聞き、時には、『シャロームさん。それはすごいことですよ。』と褒めて下さったり、『それは、画期的なこと!』と驚いて下さったり。 勿論、短時間に済ませる。

病院に対する意見もばんばん先生にぶつける。

行くたびに、改善されているから本当に患者の意見を尊重する素晴らしい病院。感心やら感謝をいつも抱き、晴れ晴れとした思いでいつも病院を後にする。今日は、そのことを意見書に書いて投かんしてきた。

その帰り、ふと思いついて、会員さん(あきらめるのではないの記事の彼女)のお見舞いに行った。初めての病院。ある駅からバスかタクシー。シャトルバスの停留所を探したけど、見つからなかった。

昨夜、珍しく夜中に目をさましたので、この炎天下の移動は、本当につらくちょっと体もフラっとした。

彼女は、緊急で先日、この病院に入院したが、今日は、自分でも信じられないくらい体調がいい・・とベッドの上に座っていた。声は、ほんとにかすれ声で弱々しい。必然的に私も小声で話す。

しかし、先日亡くなった会員さん同様、『そわそわ・ざわざわ感がある。』と言っていた。これは、勝俣先生によると、アカシジアと言って、吐き気止めや眠剤でイライラ感が発現するもので、

アキネトンやプレチアという薬剤で改善されるそうだが、そういった処方をそこの医師は、ご存知ないようである。

県内のある緩和ケア病棟でも、この症状を、患者が訴え、『アカシジアでないか・・』と尋ねたが、インタネットで調べた看護師さんが、『頻度が少ないので、そうじゃないでしょう。』と相手にされなかった・・という。

今日の彼女も、『これだけは、我慢のしようがない。辛い。それに、痛みも続いている。』と言っていた。埼玉県のがん医療の遅れを、私はこういった事例を目にする度に、ジレンマに立たされる。

彼女の処方された薬剤を勝俣医師がご覧になって、嘆いておられた。一日15種類もの薬剤は、異常だとも。もう、これだけでQOLは下がる。

私なら、この薬剤は、もっと使って鎮咳するし、この薬剤とこの薬剤は同時に使わない。それに、この薬剤は不要・・というように、チェックして下さった。そのことを、彼女にもメールで伝えた。

しかし、この彼女のような状況では、主治医にこれらをお願いする・・勇気はない。一生懸命であり、よい医師であるだけに、そのやり方にケチをつけるようなことは出来ない。

私としては、とても歯がゆい。総合病院の医師は、オールマイティーのような仕事を強いられる。

自分の担当疾病だけでなく、更にがん緩和・・・ともなると、+αの仕事となり、がんをルーチンにした医師とは、必然的にその知識に開きがある。

埼玉県の10万人当たりの医師数が47位と全国で最下位である以上、一人が何役もこなさなければならない。

がん末期の対応の研修のために、がん専門病院でレジデントとなる・・・などということは、医師数に余裕がない以上、要望しても現場が回らなくなるために、所詮無理な話となる。

そういった悪循環から、患者は、がん末期という人生の総決算をする時にさしかかっているにも関わらず、ただ、十二分な緩和ケアを受けられることなく、苦しむ。

鎮咳がしっかりされていないことから、背中の筋肉と横隔膜のところが、ものすごく痛い・・と言っていた。

どうにか、どうにか、彼女が少しでも快適な毎日を送れるように、コントロールがなされることをただ、ただ、祈る他ない。

しかし、今日は、咳はあるものの(食事は一切出来なく、絶食であった。)入院前とは格段の差で楽だと言っていた。

目も輝いていたし、会話を楽しみ、笑みもこぼれていた。本当に安心した。しかし、この彼女のベッドの名前を見て私は驚いた。

『ねぇ~。あなたの名前って、ひらがななの?私はてっきり漢字かとずっと思っていたよ。』と言ったら、後から入ってこられたお母さんが、『そうなんですよ。この名前が気に入らないと言って、勝手に漢字に変えて使っていたんですよ。』とおっしゃった。

何だか、とても面白い子だなぁ~と、愛おしくなった。やっと動ける体で、酸素の管を伸ばし伸ばししながら、戸口まで見送ってくれた。
お母様が、一階までお付き合い下さって、『娘は、患者会に入れて本当によかった・・。と何度も言っています。本当にありがとうございます。』と、涙をためてお話をして下さった。

万が一の時は来れないこともお伝えした。セデーションを受けられることもお話をした。この二つは、彼女の前でも話した。内緒でコソコソは話さない。

当会での再発・転移者の会(さくらんぼの会)では、こういったことをオープンに話題にのせているからだ。

一人息子さんが、今では、立派に介護のお仕事をしていることも、彼女から聞いた。『彼の自立のために、あなた生かされているのかもね。命の火が消える時が、子育て完了なのかもよ。』とも話した。彼女の目はうんうんと輝いていた。

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