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2019_02
24
(Sun)15:35

『そういうの私に振ってこないでくれる?』

 会員さんから、『ちょっとお願いしていいですか?』というご相談を受ける。彼女は、仕事柄、ご自分のがんをカミングアウトをされているので、それに付随したご相談をよく受けられる。

ご自分では対応できない場合は、必ず私のところにお電話でSOSをされる。

誰がどう関ろうと患者支援に繋がればよいと思い、可能な限り情報提供をさせて頂く。

ところが昨日は、『ある方が、特に埼玉県内の乳がん患者さん対象にした、あらゆるサポートの起業をしたいので、情報を得たいとおっしゃっているので、シャロームさんを紹介しました。』とのこと。

ん?私は、カチンと来た。『何でもかんでも、私に振ってこないで!私は、そのご依頼は引き受けられない。』すぐにそう切り返した。

起業うんぬんということを言っているのではない。会員さんが、ご自分に声掛けられたことを、いとも簡単に当会に、そのまま丸投げしたことである。

乳がんのご自分が協力すればよいことを、会員さんの友人の知人という遠い繋がりだけで、随分、簡単に当会を紹介したものと、腹が立った。

お人のよいこの会員さんには、様々なご相談が寄せられる。そもそも、ご自分で精いっぱい対応して、それで不十分な場合にのみ、こちらに問い合わせる・・・というのなら、また、話が違ってくる。

が、彼女は、往々にして私に丸投げすることが多い。しかし、私も深く反省しなければならないことがある。私もまた、勝俣範之医師にやはり、患者さんを丸投げをすることが多い。

兎に角、会員さんには、もう何でもかんでも安受けあいをしないこと。彼女へアクセスされた方は、まず、自分自身で情報を集める努力をすべき。

患者会などで、一気に患者さんの情報を得ようとされるのは、あまりにも学問に王道なしのようで、失礼である。

会員さんに声を掛けた方もまた、まず乳がんを学び、セミナーに参加し、何が問題で、何が不足しており、何が求められているのか、など、起業するその本人が努力すべきであること。

そして、相談された会員さんは、いとも簡単にそれも、そう暇でもない私に、軽く私に振って来る。そういうことのないよう今後気を付けて!とお説教をした。

『そうですよね。断ります。』って、こういう返事があることも想定内であったようで、あっさりと依頼を取り下げた。(笑)

20年位前までは、乳がん患者のサポート体制は整ってなくて、多くの患者さんは、右往左往して情報を必死で集めていた。

しかし、今や、乳がん患者会もそこここに発足され、更に、すでに、乳がん患者のみを対象にしたショップも出来ている。術後のケアのみならず、そういった補正用品も発売されている。

人に頼む前に、まず、発案されたその方が、ご自分の目と口と耳と、そして、手と足と頭を使って、乳がん患者を取り巻く環境を知ることから始めるべきである。

行き成り、がん患者にアクセスし、更に、それを依頼された方が、患者会へと簡単に繋ぐ。親切で、患者寄りで、患者支援だと思うかもしれないが、

本当にがん患者さんに支援したいと思うなら、まず、人頼みではなく、自分で出来る可能な限りの情報を集め、何をどう支援したいのか、課題や問題点をまとめ、それらが、がん患者さんのニーズに添っているのか、

何にもない白紙の状態で、患者会の代表に会って話がしたい。もしくは、何でもいいから話を聞いて下さい。などという、雲を掴むような漠然とした内容のものを、

会員さんは、本当に私をよくも、引き合いに出したものだと、呆れてものも言えなかった。言ったけど。そして一喝した。

しかし、まぁ~。彼女も、私に似たような性格なので、後先考えずに、すぐに行動に移したのだろう。似たり寄ったりの軽い我々ではあるが、だからこそ、ご相談者も気軽にアクセスできるのかもしれない。

そんな自分であることを日々反省しているにも関わらず、時に自己嫌悪になりながら、そして、冷静な状況判断が出来ない自分に嫌気をさしながらも、

それでも、変わりなく気軽にご相談を受けてしまう我々であることも、確かであり、

見方によっては、それもまた我々の特性であり良さでもあるのかもしれないなぁ~と、今日もまた、つぶやくのであった。また、テーマから逸れてしまったけど......。