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2019_05
01
(Wed)22:58

『オラをどこに行くにも連れてってくれ!』

この彼の前夜式が明日、執り行われる。そして、翌3日には、荼毘にされる。彼は、以前このブログにも書いたが、生前、かなり明確にエンディングノートにしたためていた。

ほぼ、すべてのことは、このエンディングノートに書かれたことを、故人の強固な遺志として、尊重される。

彼は、散骨を希望していた。お墓の項目には、自筆で、『お墓の中に入ってじっとしているよりも、海や川に流され、乾いて、時に転んだり、土と同化したり、いろんな事をしている方がいい。』と、書かれてある。

現実的でないと思われる人もいるかもしれないが、音楽が好きで、明日流されるB.G.M.の選曲も、セッティングも彼は、自分の意志を表明していた。

若いころは、バンドも結成していたこともあり、独特な感性を持ち合わせていた。控えめであったが、こだわりが強かった。

遺志の背景が、ちょっとだけ浮世離れしているような願望であったとしても、遺族もまた、可能な限り叶えて上げたいと思っている。

愛が深ければ深いほど、故人の遺志は、遺族の手によって、最大限尊重される。

そして、今夜聞いた新たな彼のメッセージは、『オラをどこに行くにも連れてってくれ。』と、奥さんに頼んでいたという。

卵型の小さな容器も、すでに決まっている。な~んだ。そうだったのか、奥さんは、患者の集いで、『私ね。夫のことが大好きなの。』と、本人の前で、人目もはばからずにのろけていたが、

あなたも、奥さんのことが大好きだったのね。奥さんから離れたくないんだ!な~んだ。言葉で、そう言えばよかったのに、照れくさかったのかな?

おもろい夫婦だね。そうだ!私が、『あなたのこと大好きだからね。』と、彼に言うと、『me too』と、すぐに返ってきた。

奥さんには、『シャロームさんの言葉は、医者よりも分かりやすい。ストンと納得させられる。』と、おっしゃっていたという。

また一人、大切な宝物を見送った。当会の64人目の天使。ご遺族の上に豊かな豊かなお慰めがありますように。