『がん患者やねんから引っ込んでればええやん。』『選挙なんかせんでええやん。奥さんとゆっくりすればええやん。』と、言う人もいた。しかし彼は、『違うねん。訴えたいから出てええやん。もっと悪い状態なら出られへんけど、こうやって外にも出られる声も出せる。』
『がん患者であれ末期がん患者であれ、ちゃんとした仕事が出来る。普通の生活が出来る。そんな世の中にしたい。』と、彼は、全身全霊の力を振り絞って訴えた。
妻との穏やかな生活より、再び政治家への道を選んだ。妻もまた夫の決断を尊重した。『彼は、仕事人間だから、彼から仕事を取ってしまったら、逆に燃え尽きてしまう。』・・・と。
支援者も別れた。再選を応援するのは、命をを削ることになりはしないか・・・。波紋が広がった。『国会議員の代わりはいっぱいいる。奥さんとゆっくりしたらいい。彼は、充分やってくれた。後は、揺るぎない生活を送ればいい。』という者も私の周りにも確かにいた。
しかし、彼は、一時は出馬断念か・・と思われるような病態の変化もあった。けれど抗がん剤でコントロール出来、酸素吸入をしながらではあるが、力強く声も出せるようになった。
出馬を決意した時の集会に私もいた。彼の表情は、本当に生き生きと輝いていた。私は、この時、彼が彼らしく生ききることを応援しよう。と決意した。そして、これがまた私らしいのだと思ったことはいうまでもない。
ただ、病を抱えての選挙戦は思うようにはいかなかった、街頭演説では、17日間のうち、街頭に立てたのは、僅か4日間だけだった。
『がん患者も痛みをコントロールし、ちゃんとした治療を受ければ、しっかり仕事も出来る。それを自分が立証したいと今回出馬したんだと思う。』と、妻は言った。
『妻は、最強の抗がん剤。元気の素。この人がいなかったら僕は生きていけない。』とまで言い切った麗しい夫婦愛。
選挙戦の裏には、笑顔で励まし続けた妻の存在があった。
命を削ってでも政治に打ち込もうとする山本議員を、私は一人のがん患者の闘い様としてこれからも、ずっと・ずっと、応援し続けることだろう。
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8月10日山本氏の輝く目に感動!
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