2014_08
09
(Sat)23:14

情報はただ?

この方は、先月の患者の集いにご参加された方である。

埼玉県立がんセンターにお電話をされて、当会を紹介されたとのこと。お電話を頂いた時は、ちょうど、患者の集いの準備で大変忙しくしていた。携帯に出る時間でも惜しいとさえ思うほどだった。

というのも、当会は、年会費や会費を徴収しない患者会であるために、フリーマーケットを患者の集いの際に行っている。ちなみに、先月の収益金は、 13,520円であった。

たとえば、私は月に5,000円の電話代を会計から頂いているが、それを超える時など(たとえば今月は、9,000円チョイ超え)は、超過分を頂く。

基本的には、用事がある方に負担していただいているが、こちらが用事があるとき、例えば、取材に協力をしてもらえないか・・・など、結構、代表の私から用事で電話をすることがあるが、そんな時は、当然こちらが負担する。

話は逸れるが、毎日新聞の二回目の取材の時に、どうしても確認を取りたい会員さんがおられると記者さんから言われた。後で私が確認をとって記者に連絡するよりも、直接記者さんに話してもらおうと、会員さんにお電話をした。

記者さんに変わったはいいが、やはり、会員さんからのお話が続き、なかなかお話が終わらない模様。やっと電話が切れた後、『シャロームさん。大変ですね。』と言って頂いた。

そのように、電話代やインクジェット代他、患者会の活動には目には見えない経費がかかるものである。

あ~。そんなことを本日書きたい訳ではない。難儀な性格。(笑)

患者の集いの前に、新しい方からもう一人お電話を頂いている。前述したお相手は、お悩みがあり、電話口で詳細を語ろうとされたが、事情を説明し、

『ちょうど本日、患者の集いがあります。守秘義務が守られるのであれば、患者の集いでお話をお伺いします。更に、同じがん種の方が、今日、3人ご参加されます。直接経験も聞けますよ。』と言って、そそくさと電話を切らせてもらった。

少し遅れてその方はお見えになった。いつもは、後半には、参加者の皆さんに2分ほどずつお話をして頂くのであるが、その方のお話に時間を取られたので、その日は、一言も口を開くことなく会が終わった・・・という方もおられた。

入会申し込み担当の会員さんが、新しい方3人に申込書を手渡し記入をお願いした。すると、その方は、『家に帰って考えます。』といって、その日に入会申込書を提出されなかった・・とのこと。

バタバタしていたが、お帰りになる際に、私にご挨拶をされた。『今日は、大変参考になりました。また、何かあったら相談させて下さい。』 

『あ~いつでも。。。ところで、入会申込書をお手元にあるようですが、担当に渡して帰って下さいね。』と、てっきり入会されるものとばかり思っていたら、

次の言葉にあっけにとられてどどっと疲れが襲ってきた。(患者の集いの中で、どっぷりと仲間に馴染んでいたように見えたからだ・・。)

『あっ。すみません。考えさせてください。でも、これからまたいろんなことに悩むと思いますので、その時はまた相談させて下さい。』 

その日私はブログの更新が出来なかった。彼のその言葉に愕然としたのだ。いや、入会うんぬんではない。

患者の集いの私は、全身全霊を傾けて臨むので、はた目には余裕しゃくしゃくに見えるかもしれないが、相当エネルギーを使う。

あの日は、特にその方めがけて、いや、その方を中心に話題が展開された。それは、誰しも他人事と思えなかったからだ。きっと今の状態は大変に違いない。きっとご不安に違いない。みんな親身になって彼のおかれている状況を共有したのだ。

私が今問題としているのは、入会をする・しない・・ではない。しなくても勿論いい。会に出たから絶対に入会しなければならないという決まりもない。

一度参加して、ちょっと合わない・・と思えば、ご縁がなかったということであるから、無理に形だけの入会申し込みをなさることはない。

私が問題であり、それはないでしょ・・と思ったのは、『また何かあったら相談させて下さい。』ということである。そういう気持ちがあるなら、入会するだろう・・・という話である。

どこの患者会でも、入会し、入会金や年会費を納めて初めて、その会の情報を得るものである。情報を得たいと思うなら入会が先である。

副代表も頭をひねっていた。『相談したいと思うなら普通、会員になるよね。』

情報と水はただだと思っている人は特に日本人に多いと聞く。患者会という組織の中だからこそ、私は、仲間から多くの情報をもらっている。

がん全般が対象の患者会だから自然に他のがんの情報も入る。病院の中で、ピアサポーターをさせていただく身としては、本当に会員さんのその体験談は貴重な情報だと思っている。

しかし、この方に告げる。もし、今後、情報が欲しいと思われるならば『入会が先です・・・』と。また、このような方は、口約束でそれを遂行されない可能性もある!入会を確かめてからご相談に乗らせて頂くこととする。

実は、こうはっきり言わせて頂いたのは、我々の好意を無にするようなことではないかと、私自身そう思ったからだ。

自分で言うのもなんだが、本当にがん患者会シャロームの仲間は素晴らしい。狡猾であったり、癖があったり、いじわるであったりする方は、一人もいない。相手を思っているからこそ、つい口が悪くなる代表であることは、もう、周知であるが・・・・。

一回一回の出会いに、全力投球をする私であり、シャロームの仲間を、何だか利用されたような嫌な気分になった。だから、その日、私はブログを更新することが出来ないほどに気力が失せたのだ。

余談であるが、私は一度、がん患者さんに借金を申し込まれ、かなりまとまった額の金額をお貸しした。ちょっと、びっくり仰天な額。(結果的には、催促なしでそのまま・・・)当時単身赴任中だった夫にそのことを話したら、

『もう、上げたと思った方がいい。それよりも、問題なのは、次に電話がかかった時に、ちゃんと断れるかどうかだ。』と言われたことを思い出した。

その入会する気もない方から電話があった時、私は、ちゃんとはっきり言えるだろうか・・・そこが悩ましいところなのである。

P.S.
患者会とは、人と人とのつながりであったり、連帯感であったり、双方向の関係である。自分だけよかったらそれでよい・・という方は、きっと、会とは無縁なので、あまり今後はアクセスされないことをお勧めする。

C.O.M.M.E.N.T

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