2014_09
12
(Fri)22:40

まるで鶴の恩返し!

私の活動は、恩を着せるとか、感謝されるためにやっているのではない。自分が”がん”を告知されてから、本当に自分一人だけの闘いは、私には重すぎた。

すぐにインターネットの中と外の患者会に入った。そこで多くの仲間に出会い、元気や闘う勇気をもらった。

49歳でがんにり患し、55歳でがん患者会シャロームを立ち上げた。それは、ネットの出来ない人や、隣近所の方にはひた隠しにしながら”がん”と闘っておられる人がいるに違いない。

今度は、私がそんな方の傍らにいさせて欲しい。そんな気持ちが自然発生的に自分の中から起こされた。

そして、この活動が、その必要性を如実に表すような事に出くわすことは少なくない。今日の電話もその一つであると思う。

今日、会員さんからお電話を頂いた。

『講演会に5人お誘い出来た!』というもの。『え~っ。』私は素っ頓狂な声を上げた。お一人三人くらいまではお誘いして下さる会員さんはおられるが、本日までに、お一人が5人もの方を、参加へと導いた方は、おられない。

その人は誰だろうと、会員さんの誰もがその方を知りたいと思う。そして、その人をそこまで突き動かしている原動力は何なのかと不思議に思うことだろう。

彼女が”患者の集い”に初めて参加された時は、ずっと泣いてばかりおられた。

みんな温かい目で彼女を包んだ。『頑張って!』とか、『泣かないで!』などという見当違いのことを言う者は、当会にはいない。そんなことを言おうものなら、私の鉄拳が振り下ろされる。(笑)(鉄拳のような厳しい指摘という意味)

二ヶ月に一度の”患者の集い”の度に、彼女は、少しずつ。本当に少しずつ。仲間の輪の中に溶け込んでいった。

そして、先日の勉強会の後の懇親会にもご参加いただいた。まるで、その姿は、別人のように表情は明るく、ちょっと目を疑うような変わりようであった。

それは、誰もが異口同音、『私もそう思う。』と口を揃える。

その彼女が、『お世話になったから、これくらいしか私には出来ない。シャロームさんに喜んでもらって嬉しい。私にはお友達が多いの。』と、言って頂いた。

そこには、彼女の中に、まるで鶴の恩返しのようなお気持ちがあるのでは・・・と、私は思った。『また、お友達誘ってみます。』彼女の声は、どこまでも明るかった。

無理をされているのではない。ひと席でも早く埋めたいという私の気持ちを察し、彼女は、我が事のように動いて下さっているのだ。ありがたい。電話を切ったあと、じんと私の中に込み上げるものがあった。

今週は、3日間も、東京や埼玉の病院におけるピアサポートに出かけていたので、私自身、思うように参加の呼びかけが出来なく、少々焦っていた。

今朝は、ラジオ体操後、遊歩道ウォーキングの際に、リーフレットをすれ違う人、すれ違うひと、すべての方に配った。

受け取って下さる方やそれを拒否する人様々であるが、実際に参加にまで行きつく人は少ない。

それを思うと、今日、彼女が参加の確約を取り付けた働きは、本当にどれだけ大きいか、私には痛いほどよく分かる。

私の活動は、決して恩着せがましいものではないけれど、だけど、こんなことがあると、正直、苦労は吹っ飛ぶ。

人は、本当に見かけによらない。まさか、あの彼女が、必死になって集客に駆けずり回ってくれたなんて、会員さんの誰も想像できなかったと思う。

人生、捨てたもんじゃない。今日も、そんな人の情の深さを味わい知った。『私のような者にありがとう。』電話を切ったその受話器に向かって、深々と頭を下げた。

現在までの参加申し込みは、120名を超えた。 定員は、299名。私は、絶対に満席にする!!!満席! それが、講師の先生方への謝意だと私は思っているからだ。

C.O.M.M.E.N.T

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