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2015_03
28
(Sat)22:11

第51回患者の集い!Part2

昨日の“患者の集い” には、早稲田大学の学生2名が参加した。卒論のテーマに協力して欲しいという依頼があり、昨年末、当会の会員さんのひと家族が協力をした。

がん家族や遺族が取材の対象であった。当会の遺族の会が終わってからの取材依頼であったので、もう少し大勢の方から取材をしたいだろうから・・・と、知り合いの青空の会の代表に了解を得て、そちらを紹介させて頂いた。

そちらでは、結構な人たちがご協力頂いたようであった。

その出来上がった卒論を私に届けたいということであったので、ちょうど“患者の集い”があるのでご参加されないかとお声をかけた。

専門とされている科と関連があると判断してのことであったが、お二人お見えになり熱心に会員さんのお話に耳を傾けておられた。

そんな中、彼らが研究している分野に関心があり、その教授や認知行動療法などの学びを深めていた男性会員さんが、まさか、こんなところでその関連した方たちにお会い出来るとは・・・と、奇遇な巡り会わせに驚かれていた。

“患者の集い”に38名参加というのは、51回も開いていて初めてであったので、(大体、30名前後)それも、昨日は、前日や当日のキャンセルあっての人数なので、それがなかったら、40名を超えていた。

最初から私はテンパっていた。新しく来た方が優先にお話をして頂くが、他に既存の会員さんが新たにがんが転移をした方。別の病院に転院できた方。現在、悩みがある方、前回の患者の集いに気になった方、

など等、ちゃんと、そのお話をして頂く方をあらかた決めていたが、うまく、時間内におさまるだろうか、お話に付随した私からの情報を正しくご提供できるだろうか、3時間半、私の頭の中は、グルグル回っていた。

いつも以上にハイテンションな自分がいた。こんな自分は嫌だ。嫌だと思いながら、総合司会を務めなければならなかった。実は、自己嫌悪に陥っていた。

既存の会員さんたちは、新しく来た方やお悩みのある方の話を傾聴する。それに徹して下さっている会員さんたちの懐の深さや心構えにも私は敬服した。

折角、”患者の集い”に参加されながら、一言も口を開かないで“集い”が終了する・・ということは、当会の場合、日常茶飯事。

それでも、それでも、ご参加下さる。新しい方には、このように聴いて下さる方がいて下さるからこそ、きっと、受け止めてもらっている実感を抱かれる・・・と勝手に思っている。

だから、前回新しい方は、この次もご参加されるという流れとなり、参加者は、どんどん増えていく。

『今日は、お友達に誘われてきたけれど、本当に来てよかった。』と言われた方。

『私は、これこれ、しかじかの生き方をしている。』毅然とした態度で話された後、その方の目から大粒の涙がこぼれた。言葉にならないその涙が、私は痛いほど分かった。

本当は、それに触れてはいけなかったが、別の会員さんが触れてしまった。そっと、そっと、そっと、そこは温かい眼差しを注いで欲しかった。

『自分に向かって熱心に声を掛け続けてくれた代表のお蔭で転院出来た。本当によかった。』と、やっと重い腰を上げてがん専門病院に転院出来た方のお話。

前回、みんなの前で顔が崩れるほどに悔し涙を流した会員さんは、『その言われた言葉は消えることはないけど、だけど、普段通りに振る舞っていることを考えると、そんな深い意味はなかったかもしれない。そう思うようになった。』と、自己解決をなさっていた。

ねっ。だから、我々がアドバイスなどしなくても、こうして悩みを吐露しながら、ちゃんと、自分で解決の道にたどり着くもんなんだよ。

『ずっと頭がピリピリ痛い。夜も眠れない。どうしたらいいか。』という会員さんには、『あらら、すぐに病院に行ってくださいよ。』という私。

『代表に相談して何科にかかったらいいか教えてもらおうと思って・・・。』・・・と。

ん~ん。やはりちょっとばかりお年を召した方は、私を頼ってしまうのか・・・。周りに相談できる人はいなかったのか。ちょっと頭を抱えた。

『いや~。そんな症状が出たら私に相談するんじゃなくて、すぐに皮膚科か、脳外科に行って下さいよ。』そんな当たり前のことを言っただけなのに、帰り際、『今日、相談出来てよかった。よかった。』と会場を後にされた。

そして、今日、『脳のMRIを撮ってきました。脳ではないと言われました。一番、心配だったので安心しました。』と、お電話を頂いた。

確か私は昨日、『まずは、皮膚科ですよ。次に脳外科・・。』そう言ったんだけど、やっぱり、内側(脳転移)から来ているかもしれないという恐怖があったのかもしれない。

皮膚が赤く腫れていたので、すぐに皮膚科に行くように言ったんだけど、その会員さんは、まずは、心配の種を取ることを優先された。そうだったのか、その不安が強いことの読みが浅かった。私はまだまだ修行が足りない。



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