今日、県のがん対策担当者からお電話を頂いた。アポイントが取れ、12月12日(水)午前10時県庁に於いて、意見交換会が持たれる。がん患者会シャロームからは3名、がん専門誌『がん情報ネットワーク』の医療ライターさんの4名で伺う。
それにさきがけ、最寄の医療現場の医師にご意見をお伺いしようと、済生会栗橋病院 副院長 本田 宏医師にお電話をした。本田医師については、テレビ・インターネット・新聞などのメディアでご活躍は勿論存じ上げていた。
以前、私の主治医国立がんセンター中央病院の腫瘍内科医から、本田医師のファイル(医療崩壊を食止めろ)やPDF(グローバルスタンダードから見た日本の医療)を送られ日本の医療情報を提供されたことがあった。
それだけなく、今月号のがん情報ネットワーク誌に、がん患者会シャロームが紹介されたことと、本田医師がこの雑誌に『日本の医療を良くしたい』というテーマで連載されておられることなどが、共通している・・というただそれだけでお電話をさせて頂いた。
快くご本人が電話口に出て下さった。何と45分間も熱く・熱く語って下さった。埼玉県のがん医療に関するご意見というより、病院や医師の現状というか窮状をほとばしり出るようにお話をして下さった。バイタリティー溢れ、誠実でスケールの大きなお医者様っという感じだった。
緩和ケアー病棟を有する病院が全国最下位であることは、以前にもこのブログで書かせて頂いた。私が、びっくりしたのは、人口10万対医師数は、47番目これもまた全国最下位である・・ということだ。
宮崎ではないけれど、『どげんかせんといかん』でしょう。本田医師は、『ガダルカナルと同じです。鉄砲の弾も食い物もないのに、アメリカに勝ちなさい・・・というようなものだ。医師数も機材も足りない状況でどうやって良い医療が提供出来ますか?』・・・と。
『がん医療の充実が、日本の医療現場を変える・・・』なんて、私は何処を向いて叫んでいたのだろうととても恥ずかしくなった。
目の前の緊急の患者さんも救えない。朝から夜遅くまで働いて(時には翌日まで)、当直明けもなく、更に土・日も病院から呼ばれる。医者は疲弊し、これでは倒れてしまうだけでなく、病院から医師が逃げ出してしまうではないか。
ご紹介頂いた本田医師の著書、『誰が日本の医療を殺すのか』ー医療崩壊の知られざる真実ー洋泉社 をすぐに済生会栗橋病院まで車で走り売店で購入した。
クリックすると画像が拡大します。
本の帯には、病院から医師が逃げ出し、地域から病院が姿を消す!このツケは我々患者にまわってくる!なぜ、日本の医療はここまで追い込まれてしまったのか。現役勤務医が厚労省のウソと医療の危機的状況を鋭く斬る!と書かれてある。
夕方お礼のメールを差し上げた。するとご丁寧なお返事があった。冒頭に『今日はお話にお付き合い頂きましてありがとうございました。』と、書かれてあった。何て謙虚な方だろうと正直思った。
『あんたの為に、尊い時間を使ってしまったよ。』と、思われても仕方のないような失礼なお電話であったにも拘わらず、かなり知名度の高い超多忙を極めておられるドクターであるにも拘らず・・だ。
中味は、ご本人の許可を得てからまた掲載出来たら・・と思うほど、熱心且つ誠意に満ちている文面だった。そして、これからも喜んで情報を提供します・・・とも書かれてあった。強力な味方の出現に心から感謝した。
そして、発信時間は、19時55分。これから若手研修医と心疾患をお持ちの患者さんの緊急手術に入る・・とのこと。それこそ、本田先生のお体が案じられる。土・日は、日本の医療制度について全国各地で講演を行っておられる。
私が県に提案しようとしている、緩和ケアーにおける臨床医の研修徹底・・・などと、そう簡単には言えないことが本当によ〜く分った。
ではどうすればよいのか、先ほど、『特報首都圏』というNHKの番組で、神奈川県の在宅緩和ケアー専門、めぐみ在宅クリニック(神奈川)が紹介されていた。
この埼玉県内で、それではがん患者の最期は、どこでどのようなケアーが望めるのだろう。更に、医療に対する関心と意識を高めて、自分の身の丈に合った活動が出来たら・・・と思っている。ご意見をお寄せ頂けたら幸いです。
がん患者会シャローム私書箱sugito-cancer@mail.goo.ne.jp
P.S.
この本の中には、耳を疑うような中央官僚の言葉が載っている。明日の続きをお楽しみに。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | - | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | - | - |