医療の最前線で起きていること!

病院の経営者及び上層部の方々でさえ、医療の最前線で起きていることをすべて把握している訳ではないのだから、中央官僚なら尚更なんだろうなぁ〜と思い直した。

12月8日本田医師との電話対談Part2のコメントを開いて頂きたい。スマイリー片木さんから初めてコメントを頂いた。

彼女は卵巣がんの未承認薬を早期に認可して欲しいと行政に訴える活動を続けておられる。メディアにも取り上げられ、欧米では当たり前に使われている薬が日本では使えない。

厚労省にも多くの署名を携えて、幾度となく足を運んでいる。その彼女が、『現場を知らない。』というフレーズに反応してくれた。

私には、未だに腑に落ちないことがある。7年半前のこと夫と一緒にインフォームド・コンセントを受けた。私は、『術前化学療法はどうして受けられないのですか?』と、率直に尋ねた。60過ぎの老医師の言葉に耳を疑った。

『私は知らない。私はそんな言葉聞いたことも無い。』と言い放ったのだ。外来では他の医師より術前化学療法についてのプリントを手渡されていたにも拘らずだ。

他にも理解に苦しむことが多く、いつか機会があったら病院の上層部の方にこの疑問をぶつけたいと思っていた。

いみじくも国立がんセンター中央病院なのだから納得がいくはずもなかった。チャンスが到来した。当時の総長:垣添 忠生医師が講演を終えて会場を後にしようとしたその時、私は歩み寄った。『私の話を聞いて下さい・・』と。

快諾された。先日の本田医師も然りだが、ご立派な方ほど患者の声を聴く耳をお持ちである。超多忙な総長先生との面談に許された時間は30分だったが、早めに到着した為に、45分も時間を頂いた。

総長は、すべての私の話を聴いた後、両手を机の上に置いて、その間に頭を深く下げられた。『大変申し訳ない陳謝します。』・・・と。そんなことを私は求めてはいなかったので驚いた。ただ、悔しい胸の内を聴いて欲しかっただけなのだ。

そして次の言葉に驚いた。『貴方のような彼に対するクレームは、実は貴方だけではないのです。病院側も本当に困っているのです。厚労省にもなんどもかけあっているのですが、国家公務員なので辞めさせられないんです。』と、言うのだ。今のあの燻し銀のような現:名誉総長が・・だ。

そう、厚労省は現場を知らないんですねぇ〜。

しかし、その後が実に面白かった。『今日のこの総長先生とお話したことをインターネットのメーリングリストに流してもよろしいですか?』と、尋ねた。すると、『事実ですから、結構ですよ。』と、きっぱり答えられた。むしろそれを促すような口ぶりでもあった。さすがの私もそこまでするつもりはなかった。

私はその後、ある機関誌の闘病記にそのことを書いた。この事例は、最前線の医療現場でおきた飛んでもはっぷんな医師の話だからだ。彼は、定年(65歳)を待たないで条件のいい病院長になって国立がんセンター中央病院を去った。

ところが、そのま逆な事例もある。本田 宏医師のご本(誰が日本の医療を殺すのか)によると、遺族が『土下座しろ』と、騒いだ・・というのだ。

治療上の問題もなく、信頼関係も構築されていた。しかし、ただ、臨終に間に合わなかった・・というただそれだけで、医者は遺族に恫喝された。これは、取りも直さず、幸手栗橋病院での出来事なのだ。

本当は、その本を買って読んで欲しいところだが、その《原文まま》の下りはまた明日!

P.S.
FC2のブログ管理画面が変わりリンクの貼り付けが分りません。またプリエールの社長さんに教わって新しい画面にも慣れたいと思います。

  1. 2007/12/10(月) 22:39:01|
  2. 日々の思い
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