2015_12
19
(Sat)21:15

別れたくない!昨日の続き!

昨日の続きである。やっぱり、悲しくて、なかなか、うまくブログにUP出来ない。ブログへの掲載は、ご本人の了解を得ている。

『俺ね。シャロームに出会って、本当に楽しかった。代表に(私に)、あなたのような人は、シャロームに繋がることない!そう言われても、俺は、患者の集いに参加するのが、とっても楽しかったんだよ。』昨日も、そういっていた。

彼は、さくらんぼの会(再発・転移者の会)に参加した時も、『ちょっと、いいですか?主治医のこと悪く言うのは、如何がなものかと僕は思いますよ。』と、持論を展開された。

私は、即座にこう言った。『あなたは、常に前向きだし、明るい。どんなことにも凹まない。最初は、主治医の言っていることにカチンときたけど、その後、持ち前の誰とでも仲よくなれる性格で、先生ともうまくコミュニケーションが取れ、先生に治療のことをすべてお任せ出来たよね。でもね。そうでない人もいるのよ。

ここはね。弱さを吐き出す場所なの。主治医のことを悪くいうことを、如何なものかと思うなら、あなたは、きっと、こんなところに来ることないのよ。ここに来て、元気もらわなくても、あなたは、元から元気な人なんだから。弱さが理解出来ないなら、ここに参加されることないんじゃないの?』私は、ズバッとその彼の言葉を制した。

これが、さくらんぼの会での出来事。もう一回は、勉強会後の懇親会の時。みんなの前で、私が彼を指摘した。その時も彼は、『僕はね。ここに来るのが楽しいんだよ。楽しいんだから、参加させてよ。』彼は、いつも、患者の集いに参加することが楽しい!と口癖だった。

去年は、都内でのセミナーの後、東京オフ会を都内の会員さんが開いてくれた。初対面の人もいたりして和気藹々ととっても楽しいオフ会であった。彼は、楽しくて、嬉しくて、お酒も進み、何ともみんなでその巨体を支えて、タクシーに押し入れた。

彼を見て、誰がステージⅣのがん患者だと思うだろうか・・と思う程、がん患者には見えなかった。国立がん研究センター中央病院での治験が奏功して、彼は、足取りも確かにどこにでも出かけていった。

確か、奥さんと海外旅行にも何度か行かれた。彼は、11月27日(金)患者の集いで、体験談を少し話してくれた。『家族には、普通にして欲しい。腫れ物にさわるようにして欲しくない。最初は、小競り合いだったけど、家内が、普通にしてくれるようになって、居心地がよくなった。』とお話下さった。

傍らには、奥さんもおられた。奥さんは、『ふん。ふん。』と、ニコニコしながらうなづかれていた。ちょうど、その日、ご主人が、彼と同じ部位のがんでステージⅣのご家族が二組お見えであった。その方のお一人が、『今日の彼のお話は、大変参考になった。』と、帰り際に、声をかけて下さった方がいた。

私から、『あなたは、当会などに繋がらなくても、立派に、がん患者やれるから、都内からわざわざ、毎回、参加されなくてもよいのでは・・。』そういつも私から言われるのに、

連絡係りからの出欠メールの前に、『〇月の患者の集いに参加します。』と、先に私のところにメールが来ていた。

『来なくていい!』といいながら、私は、彼に会えるのが楽しみだった。彼は、本当に楽しいからだけだったのだろうか。『がん仲間に会って、一人じゃないと思えることが心地よかったのだろうか。』そんなことは、一切、口にされなかった。兎に角、『患者の集いは、楽しい!』の一点張りだった。

当会は、40人以上も患者の集いに集まる方がおられるので、35人くらいは、一言もお話が出来ないことはしばしば。その30人の中に彼も入っていることは多い。

都内からわざわざ、杉戸まで来て、一言も口を開くチャンスがないのだ。であるにも関わらず、『楽しい!』とは、このブログの閲覧者は、きっと、首をかしげることだろう。

彼にとって、闘病しながら、ここに楽しみを見出して下さったことは、これもまた一つのがんと闘う武器となっていたのだろう。

いつか、彼にメールして、がん患者会は、ただ楽しいだけだったの?と尋ねてみよう。お声は元気であるが、もう外には出られる体力はなくなったとのこと。更に、脳転移の一部が視神経を圧迫して、左の眼は見えにくくなっているとも言っていた。

彼は今、命のバトンゾーンの中にいる。命のバトンをみんなに上手に手渡す作業に入られている。私にもちゃんと、そのバトンを手渡そうとお電話を下った。

『シャロームさんね。俺の葬式は、地味にやってくれ、但し、お通夜は、派手にやってくれと、頼んでいるんだよ。』彼は、そこまで言葉にしていた。

あの奥さんならきっと、『分かったよ。お父さんの言う通りにするよ。』そう返したことだろう。

悲しいのは、がん末期の患者が、『もし、私が死んだら…』と口にするだけで、『そんなこと言うな。縁起でもない。』そういって取り合ってくれないことである。

『お父さんと私の死後の話が出来ない。それが今、一番辛い。』と言った会員さんがおられた。大切なことは、主体をどちらにおくか、妻が旅立つ準備に入ったなら、または、命のバトンゾーンで、そのバトンを後続者(家族)の手に渡そうとしているなら、そのバトンをしっかり受け取ることである。

受け取れないと拒否するということは、がんと闘うその日々の生活の中でも、患者さんの気持ちが最優先されることなく、ご主人主体の物の考え方に、翻弄されて来たのかもしれない。

がんにり患した時、『がんになったのは、あなたのせいだ。』と、言われてとても辛かったと、そういえば、会員さんは言ってたっけ。

命は、綿々と引きつがれてきた。この作業をきちんとなさった家族とそうでない家族では、きっと、その後のご家族の生き方(有り方)にも影響するのでは・・・と思ったりした。

しかし、心情的には、別れたくない!もっと一緒にいたい!もっと患者の集いでつながり続けたい!それは、偽らざる気持ちである。命は有限だということを、まざまざと叩きつけられた昨日のお電話であった。


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