今日は、県庁に出向き、地域に根ざすがん患者会からの意見及び要望書を提出した。がん対策に関する担当部署は、保健医療部疾病対策課。
ちょっと難しいが、がん対策推進基本計画には、『がん患者及びその家族また遺族の視点を踏まえて、行政機関や医療従事者と協働してがん医療を担う。』と、盛り込まれているからだ。
そういう背景から、この基本計画には、パブリックな意見を求められていることを充分承知しているから、むしろ臆することなく自分たちの考えを堂々と訴えることが出来るのだ。
埼玉県庁には、初めて足を踏み入れた。正面玄関というものはなく、この画像は南口だが、同じような構えで東口にも西口にも玄関があるという。
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いざ出陣!(笑)建物内に入ろうとすると、右手に昔の字体で『埼玉懸廳』と彫られている表札が目に入った。温故知新をイメージして館内に入ると、いやはや名実共に歴史のある古い古い建物であった。建物自体を抱きしめたくなるような重厚感のある建物だった。
新しい物好きの人にはただの古臭いとしか、捉えられないかもしれないが、とても味のあるタイムスリップしたような懐かしい庁舎だった。
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意見交換会には、疾病対策課の方3名とシャロームの3名&医療ライターの方の4名。合わせての7名の意見交換会が持たれた。課長さんは、諸事情で参加はされなかった。
私の用意した要望書に添って意見を申し上げ、最後にすでにほぼ出来上がっている埼玉県がん対策推進計画(案)に添って、主幹さんより簡単に説明をして頂いた。
帰宅してその冊子に目を通したけれど、痒いところには手が届かない具体性に欠けると正直思った。が、もっともがん対策推進計画は、このように骨子のみでよいのかもしれない。
県によってその策定を厚労省へ提出する時期は様々なようで、埼玉県の場合は、平成19年12月末を予定されているようであった。平成20年3月頃というのが37件であるので、埼玉県は、年内にその報告義務を果たされるようであった。
意見交換会の中で、県内のがん拠点病院でない医療機関で、『緩和ケアチームを組んでいる病院がある・・』ということであったので、『それはどこの病院ですか?それこそが患者が欲しい情報です。』と申し上げたが、『特定の病院なのでお教え出来ない。』ということであった。
拠点病院以外の病院で、きちんと疼痛緩和の研修を受けた医療機関を知っていれば、緊急で癌性疼痛がたとえ押し寄せてきても、ペインコントロールもしくは、応急処置的に除痛を受けられる。それこそが、県のがん対策推進の成果だと思うのだが、私には、もひとつ理解することが出来なかった。
また、済生会栗橋病院の本田先生の情報である、医療費抑制と医師不足による医療崩壊の埼玉県の窮状を訴えたのであったが、『気持ちは分りますが、そのように言われても私たちには権限がありません。』と、コメントされた。
私は怯まず、『でも、こうして私たちが現場の意見を県の方に申し上げているように、県の方もまた医療現場の状況を国に訴えて欲しいのですが。』とお願いした。『そうですね。』という言葉は、私は大きな救いだった。
県のお三方には、私たちの訴えを真剣にメモを取られながら真摯に耳を傾けて頂いた。心から感謝している。お約束の一時間が過ぎようとした頃、ボディーランゲージで何度も腕時計を見られてしまった。しかし、お忙しい執務中の横はいりをしてしまったのだから、それは致し方がない。
PCに何気なく向かっている時に、上田知事の新聞記事(青字をクリックするとサイトが開きます。)を見つけた。
また私は、いつも部長や課長の皆さんに、「まじめにやっています」ではダメだと言っています。「やった結果、県民にどのようなプラスになったのかを検証できるようにしなさい」と言っています。 =記事抜粋=
この言葉は私のフックにかかった。何だかとても心の深いところから、ふつふつと希望の泉が湧いてきたような、目の前が開けていくような明るい気持ちになった。
主幹さんより、『またいつでもご意見を聞かせて下さい。』と言って頂いた。いつかまたがん医療現場の様々な問題点など、生の声を是非聞いて頂きたいと心からそう思った。今日もまた充実した一日だった。
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