2016_02
21
(Sun)19:50

抗がん剤治療後の生活の質を考えるセミナーに参加して!

今日は、なんと、シャロームから10名+2名(ご案内した方1名とシャローム代表の私に会いにいらした方1名)が、セミナーに参加した。

テーマは、 抗がん剤治療後の生活の質を考えるセミナー
           ~しびれとケモブレインー~

最初は、聖路加国際病院乳腺外科 喜多久美子医師
化学療法の副作用の中に、しびれやケモブレイン(化学療法中に生じる認知機能障害)がある。この知識がないとパーキンソン病にかかったのかしらとか、新しい病気になったのかしらと新たな悩みがおこる。

抗がん剤は、脳まで届かないはずなのに、何故?メカニズムはまだはっきりしていない。手術のストレスからくるものなのか、薬剤性のものなのか分かりずらい。

また、抗がん剤を蓄積することで表出するしびれにおいても、最近の研究から、PNF-Hという神経障害マーカーの上昇が影響しているのではないかという研究が行われている。(であるなら、抗菌剤が有効かもしれないとか。)

ケモブレインや末梢神経障害がおこらないようにするために、おこっても予め治せるような薬。または、おこりにくい薬剤、更に投与量を減らすなど、解明し、今後それらの障害を克服することを目指している。

次に、聖路加国際病院腫瘍内科 橋本淳医師
脊髄うんぬんのメカニズムは、難しくてレポート不可。(脊髄から伸びている神経)パクリタキセルの方がドセタキセルより症状が出やすい。(末梢神経障害)一回の投与量が多いと出やすい。

総投与量が715mg/m2(毎週投与で7~8回)を超えると、中等度以上の末梢神経障害の発生頻度が上がる。

可逆的(元に戻ること)であることが多いが、治療終了後も症状が持続することもある。

大腸がん・すい臓がん・胃がんなどによく使われるオキサリプラチンは、

【急性期】
・投与直後から1,2日以内に出現し、一週間以内に回復することが多い。
・冷感刺激(冷たい物を持つ。冷たい物を飲食する。冷たい空気に触れる)
 により症状が出現・増悪する。
・手足や口唇周囲の異常感覚、のどの違和感。

【慢性期】
・シスプラチンと同様の症状。(手先、足先のしびれ、感覚低下)
・総投与量800mg/m2超えると出やすい。
・治療終了後は約40%は完全回復する。

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痛み
・神経障害性疼痛(しびれに伴う痛み。ビリビリ・ジンジン)
 症状は、治療経過とともに蓄積していく。
・筋肉痛・関節痛
 原因はよく分かっていない。
 抗がん剤投与数日以内に出現し、自然軽快。

予防法・治療法
・ビタミン剤(ビタミンB群。ビタミンE)
・漢方(牛車腎気丸)
・ブレガバリン:リリカ
・抗うつ薬(デュロキセチン:サインバルタ)
・抗てんかん薬(ガバペンチン:ガバペン)
・鎮痛剤(消炎鎮痛剤、オピオイド)
・運動(エクササイズ)、マッサージ、保温

※確立した予防法、治療法はない。抗がん剤の休薬、減量が必要となる。

明日に続く。 


C.O.M.M.E.N.T

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