2016_03
03
(Thu)16:09

乳がんガイドライン回答Q&A:乳房温存術後、抗がん剤と放射線どちらを先にしたらよいでしょうか?

Q.
放射線療法と抗がん剤治療のどちらを先にしたらよいでしょうか?

A.
放射線療法と抗がん剤治療の両方が必要な場合,両者の順序には,放射線療法を先行させる場合,抗がん剤治療を先行させる場合,放射線療法と抗がん剤治療を同時に行う場合の3通りが考えられます。

どの方法が最も治療効果が高いかを調べた研究では,放射線療法と抗がん剤治療はどちらを先に行っても局所再発や遠隔転移,死亡率に差がないことが報告されています。

しかし最近では,遠隔転移は生死にかかわる可能性があるので,これを減らす目的で数カ月間の抗がん剤治療を先に行い,その後で放射線療法を行うことが一般的となっています。

抗がん剤治療と放射線療法を同時に行う治療については,副作用に問題はなく安全に行えたとする報告と,見過ごすことのできない急性の副作用がみられたとする報告があり,

現時点では十分観察の行き届いた臨床研究においてのみ行われるべきであると考えられます。

参考文献
2014年版
患者さんのための乳がん診療ガイドラインより
日本乳癌学会編(金原出版)

................................当会での事例................................

ある方が、当会へアクセスされた。乳房温存手術をしたが、断端陽性(がんを摘出した切り口もしくは周りにがんが見つかった)であった。

担当医から追加切除や追加照射の説明はなかった。それも、近い方がよいでしょうと、居住地に近い病院を紹介された。放射線腫瘍医は常駐していない。

例によって私は熱く語った。よんどころない事態であることから、腫瘍内科医勝俣範之医師を紹介した。勝俣医師は、『まず最初に放射線を照射しましょう。名医の放射線腫瘍医を紹介します。』

そういって、聖路加国際病院の関医師を紹介された。後に会員さんになるその方に帯同して関先生の診察室に入った。

関先生は、『抗がん剤が先でいいんじゃないですか?放射線は、その後にしましょう。』ちょっと雲行きが怪しくなった。

多分、他の患者さんなら、差し戻しということで、また勝俣医師の元に戻されたことだろう。しかし私はこう言った。

『通常は、その順番であることは承知しています。でも、今、この彼女は、体の中にがん細胞が残っています。

だから、今、この時に目に見えるがんを放射線で叩いてから、それから、遠隔転移を防ぐための抗がん剤で全身を叩くというのが、勝俣先生のご意向だと思います。是非、照射を先にして頂けないでしょうか?』必死で頼み込んだ。

切羽詰まったような私の訴えに、『分かりました。それでは、放射線を先にしましょう。』ということになり、ほっと胸をなでおろしたことがある。

その後彼女は、毎日築地まで通った。そして、日本医科大学千駄木病院に戻った。その後、勝俣医師は、容赦しないほどの抗がん剤を彼女に処方した。

喉の粘膜にまで口内炎が出来、体重も減り、何度も根を上げようかと、そんな思いがよぎったという。しかし、『補助治療(再発・転移を防ぐ治療)は、這いつくばってでも癌晴るの。』

確か私は、そう励ましたのではなかったかと思う。彼女はあれから4年が経過した。今もなお元気である。こんな場合もあるということで、ご紹介させて頂いた。



【がん患者用帽子のPR! 】
インターネットショップからhttp://urx.nu/3EhY
ブログから(←ここをクリック)

シャローム考案。会員手作り!プロ仕様!
再々加工!※リバーシブル
両面無地
1,500円 表地柄物 2,000円

一度購入されると、こんな帽子が欲しかった・・と、再度ご購入下さる方が多い。
ご自分へ、もしくは、抗がん剤で脱毛したご友人へのプレゼントに最適!喜ばれること間違いなし。

がんでなくても、ご高齢の方たちにも人気である。

【がん患者用♥内帽子(毛付きのキャップ)】
 のお申し込みはこちら↓
sugitocancer2@gmail.com

毛付きネット 
※がん患者用♥内帽子 ↑  

C.O.M.M.E.N.T

コメントの投稿

非公開コメント