2016_03
19
(Sat)19:31

医師回答Q&A:乳がんと卵巣がんの重複がん!でも、イレギュラーな経過の治療法について!

昨日のご質問をされた方に、勝俣先生からご返信があったことをメールでご連絡をしているのに、まったく反応がない!あららぁ~。困った。

質問をされたのであるなら、頻繁にメールをチェックして欲しいと思うのは、やっぱり、私の要求が強いの?最近、分からないことばかり。。。会員さんでないとこうなるのかもしれないなぁ~。

会員さんの場合は、まったく問題ないのだが、(即レスがある。)そうでない方の場合、なかなか、難しい。でも、勝俣先生は、誠実にこうしてご返信を下さるので、本当に頭が下がる。

さて、次の方のご質問は、大変イレギュラーである。そのやりとりを転載させて頂く。

Q.質問がちょっと長い!
年末にはお忙しいところ温かいお返事をありがとうございました。お返事をいただけたことで乳がんと卵巣がんの重複患者としての道を歩む決心がつき、

アドバイスいただいたとおり上部内視鏡・下部内視鏡を受け無事クリアして2月22日に後腹膜リンパ郭清手術を受け、3月10日に退院してきました。

 4月上旬からいよいよTC療法がはじまります。TC療法を受けるにあたってひとつだけ質問させてください。

★卵巣がんTC療法中の乳がんホルモン治療をどうしたらいいかです。2007年暮れ乳がんになり、抗がん剤治療を経て2008年秋よりタスオミン内服。

2015年11月卵巣切除によりフェマーラ(のジェネリック)にホルモン剤をチェンジしています。

お忙しいところ恐縮ですがご返信いただければ幸いです。

A.
TC開始になるということですね。その場合のフェマラですが、明確なエビデンスはないので、どちらでもよいです。


一般的には、併用をしたほうがよいとのエビデンスがないため、化学療法のみ、とするのが一般的です。

前立腺がんでは併用したりしますが、乳がんでは、TAMとの併用が予後を悪化させるというエビデンスがあったりするので一般的にはあまり併用しないことが多いです。

Q.ご回答を受けての更なる質問
昨日、お礼メールを送信していろいろ悩み考え、先生がお忙しいことをわかっていながらもう一度メールをさせていただく失礼をお許しいただければと思います。

お礼メールにも書かせていただいたように卵巣がんTC治療中の乳がんのフェマーラ治療は明確なエビデンスがないので、どちらでもよいけど、併用しないほうがベターであり一般的 と先生のお返事から理解したのですが

★私の卵巣がんは抗がん剤が効きにくいといわれている粘液性腺がんであること。

★マーカーが上がり始めたのが卵巣がん発覚の3年前、PETで最初に集積したのも卵巣がん発覚の1年前、その割に卵巣がんの成長が遅く腹水にがん細胞はあったものの大きさは3cmしかなかった。

これは乳がん治療で服用していたTAMが効いていた可能性があると有明の先生に言われたこと。

以上2つの点から卵巣がんの抗がん剤治療中の乳がんのホルモン治療をどうするかということを決めかねています。

このような状況の場合、勝俣先生だったらホルモン治療をどうされるのかご返信いただけたら幸いです。

お忙しい先生にお手間をかけまいと最初の相談メールを簡潔に書きすぎてしまったために結局先生には二度手間をおかけすることになり大変申し訳なく思っています。

A.
お返事は前回のものとあまり変わりません。もし、可能でしたら、癌研病院で卵巣がんの組織標本の免疫染色をしてもらって、ERPgR染色をしてもらったらよいと思います。

もし陽性でしたら、乳がんと同様に、化学療法の際には併用せず、化学療法後やるということがより勧められるようになります。

陰性だったとしたらとしても実際にはあまり変わりませんが、乳がんとしてのホルモン療法の治療ということになります。が、これもまたあせらなくてよいということになります。 

ということで、私の見解としても、併用にこだわる必要はないというように思います。

会員さんからのお礼メール!
お忙しいところ早々の返信をありがとうございます。

病理結果はPCの画面で見ただけですがER、PgRの文字が見えたので染色はしてあるような気がします。次回の外来で確認してみます。

マーカーが上がり始めたのが卵巣がん発覚の3年前、PETで最初に集積したのも卵巣がん発覚の1年前。

その割に卵巣がんの成長が遅く腹水にがん細胞はあったものの大きさは3cmしかなかったこれは乳がん治療で服用していたTAMが効いていた可能性があると有明の先生に言われたことに関しても、

染色が陽性なら「効いていた」ということ、陰性なら「効いていたのではなくたまたま偶然」と
いうことになると先生のお返事から理解しました。

ホルモン治療をお休みするということが不安でしかたなく決断ができかねていたところ、今回のお返事をいただいて、

抗がん剤治療中はお休みしようという決心がつきました。原発卵巣がんということを受け入れられたのも年末に勝俣先生にお返事をいただけたからなので、先生には心から感謝しています。

本当にありがとうございました。

回答者

日本医科大学武蔵小杉病院
腫瘍内科 教授 勝俣 範之医師

C.O.M.M.E.N.T

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