2016_10
12
(Wed)16:24

『天国で会おうね。』と約束!

いつだったか、4月頃?当会へ問い合わせがあった。今の状況をお話され、こんな自分だけど、入会できるか?という内容だったかと思う。

会員さんではないけれど、このブログをご覧頂いていたこともお話下さった。そして、会員さんが美容院をオープンした記事も読んでいて下さり、退院後にすることの中に、①その美容院に行くこと。②がん患者会シャロームにアクセスすること。③ ④ と、計画を立てられていた。

最初のご相談は、もう積極的治療が出来ないけれど、緩和ケア科へのシフトが気持ちの上で、受け入れられない。というような内容であった。

現在の主治医がとてもよい先生で、離れがたいということもその原因の一つであった。たまたま、埼玉県立がんセンターで、緩和ケアのイベントが開かれていた時に、院内で緩和ケア科 科長余宮きのみ先生に偶然、ばったりお会いした。

そこで、厚顔無恥の私は、余宮先生に、前述の彼女とほんのちょっとでいいので、彼女と話してもらえないかお願いした。

そして、携帯から電話を掛けた。彼女は、それこそ、びっくり仰天だったけど、余宮先生は、じっくりお話を聞き、その逡巡した揺れ動く気持ちをしっかり受け止めて下さった。

まもなく彼女は、緩和ケア科外来を受診する。迷っていた彼女に余宮先生は、こうおっしゃったという。『これからは、その主治医が出来ないことを、我々がさせて頂く番です。』と。

この言葉で彼女は、緩和ケア科へのシフトを決断するが、その後もとまどいは続いていた。勿論、『余宮先生は、天国で患者さんにお会いした時、恥ずかしくない仕事をしたいと、いつも言っておられる素晴らしい先生なの。』と伝えることを私は忘れていなかったが。

そして、
当会のさくらんぼの会(再発・転移者の会)や、患者の集い。更に、緩和ケアの講演会後の医師を囲んだ懇親会にもご参加頂いた。

彼女は、とても丁寧な方で、その時々の気持ちをきちんとメールで伝えて下さっていた。

緩和ケア科では、上記の懇親会にご参加頂いた大里先生や余宮先生はじめ、看護師さんたちが、とても優しく、『大丈夫ですよ。』と、両手を広げて待って下さったようだと書かれてあった。

私から、命のバトンの話を聞いたけれど、このように、先生から先生へのバトンもあるのかと思ったとも書かれてあった。

家族の理解もあって、今までの主治医の先生への感謝の気持ちを持って、次の緩和へと進める自分は、うまく、流れに乗ることが出来てとても幸せに感じている。と綴られてあった。

その後の彼女のことが気になり、ある日、電話を掛けた。うまく、繋がらなかったが、10月4日に彼女から電話があった。

雲一つない秋空が広がっている日であった。そして、彼女もまた、ずっと、私のことが頭によぎっていたので、互いに気持ちが合致した偶然にびっくりされていた。

痛みのコントロールのために、緩和ケア病棟で入院したこと。余宮先生がそっとついて下さり安心したこと。今は、自宅で療養していること。そして、がん患者会シャロームを退会したいこと。等、お話下さった。

私が、『そうよ、そうして不要な物をどんどん削ぎ落としてね。』というと、『違います。患者会を不要だなんて思っていません。』と彼女は言い切った。

『ごめんなさい。もっとも大切なもののために、今、与えられている時間を使ってね。命のバトンゾーンが、少しでも長い距離であるように、家族にうまく、命のバトンタッチが出来ますように。』

私は、このようにはっきりと口にした。そして、『天国でお会いしましょうね。それを今から楽しみにしています。』と言った。すると、『そうしましょうね。でも、なるべくゆっくり行きます。』『じゃ~私もゆっくり行くから、待っててね。』と言った。

車に同乗していた私の友人が、『ものすごい会話だった。患者会だからこその話題なんですね。貴重なお話を傍らで聴かせて頂きました。』と言った。

彼女が今の段階で、退会することも、私が勧めたがん患者の障害年金辞退も、すべて彼女らしい決断・選択だと思っている。

お人柄が、本当に素晴らしく聡明。彼女の爪の垢でも煎じて飲み、少し私も成長しなくちゃ!と、思わせられるような、冷静で先をしっかり見通せる方であった。

今後、どんな展開になっても、当会には、ご連絡はないと思っている。何故なら、当会でのことは、たとえ、伴侶にも内緒にすることと!と、固く約束しているからである。彼女は、きっと、そこまで考え、様々な支度にしばらくは余念がないことだろう。

小さなお子さんがおられるけれど、しっかり、しっかり、命のバトンゾーンを家族と共に走り抜け、天国に凱旋されると信じている。

明日も、会員さんのご家族からお電話があったお話をさせて頂くつもりである。

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シャロームさんのお働きに心からありがとうございます

『ごめんなさい。もっとも大切なもののために、今、与えられている時間を使ってね。命のバトンゾーンが、少しでも長い距離であるように、家族にうまく、命のバトンタッチが出来ますように。』
『天国でお会いしましょうね。それを今から楽しみにしています。』と言った。すると、『そうしましょうね。でも、なるべくゆっくり行きます。』『じゃ~私もゆっくり行くから、待っててね。』と言った。

今、自宅で緩和ケアを受けている友人のお見舞いに行った時、丁度葬儀屋さんとの打ち合わせの日で、同席させていただきました。

昨日『葬儀のことで相談したいのでいつ電話したらいい?』と、メールが来ました。その電話を待っているところです。

上のブログ場面が身に迫ります。

友人が、最善を期待して最悪に備える選択をしながら闘病を続けているのは、シャロームさんが私に教えてくださった様々なスキルを
おそるおそる活用させていただけていることも大きいです。
この時の為に、学ばせて戴いたと思います。
心から感謝しています。

私の友人の上に、ブログの方の上に、最善の道が備えられますように心より祈ります。

2016/10/12 (Wed) 20:22 | koba #- | URL | 編集 | 返信

Re: シャロームさんのお働きに心からありがとうございます

koba様

いつも閲覧&コメントありがとうごさいます。

あなたのことを彼女は、
『kobaさんの明るさと優しい雰囲気で緊張もほぐれました。』とありましたね。

出会って別れる世の常ですね。でも、天上での再会を思うと
希望です。

2016/10/13 (Thu) 19:54 | がん患者会シャローム #CjlWd7YA | URL | 編集 | 返信

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