2017_08
20
(Sun)20:45

がん あふれる不正確情報!毎日新聞

本日の毎日新聞に、この時の海外がん医療情報リファレンスの野中 希さんの記事が文中に掲載されている。

是非、がん あふれる不正確情報!を読んで頂きたい。冒頭には、誰でも陥りやすい事例も、紹介されている。標準治療こそ、最善の治療であることを、是非、もう一度、ご確認頂ければ幸いである。

くらしナビ・ライフスタイル

がん あふれる不正確情報

 がんの情報がインターネットや出版物にあふれている。不正確な内容も多く、その真偽を判断する手立てがない。自分が、または家族が、ある日突然がんを宣告されたら、どのように情報を集めればいいのか。

 ●「他に療法ないか」

 「治らないという医師の言葉に納得がいかなかった」。埼玉県在住の丸山隆さん(66)=仮名=の妻、昌子さん(66)=同=に昨年夏、ステージ4の乳がんが見つかった。

骨や肝臓に転移し、手術はできない。「延命のための治療を」と、医師は「標準治療」の抗がん剤を勧めたが、隆さんは受け入れることができなかった。

 「ネットには『治った』という話がたくさんある」。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で妻の病を公表したところ、知人から多くの情報が寄せられた。

食事療法やあらゆる民間療法。数々の情報の中から、隆さんは「免疫療法」に着目した。自由診療で高額だが、たまたまかけていた保険で費用が出ることも背中を押した。

しかし、いざ治療を受けようと主治医に話したところ、強く反対された。隆さんは悩みに悩んだが、昌子さんと同様の患者が、抗がん剤治療を受けて長く生きているという闘病記を目にして、ようやく主治医の方針に納得した。

 昌子さんは隣でほほ笑む。「私は初めから、治療法については目の前の医師が一番詳しいはずだと思っていました」。

隆さんは「でも家族は心配で心配で、できることは何でもやりたいと思う」と返す。抗がん剤治療を始めて10カ月。

昌子さんの肝臓の腫瘍は画像上、消えた。吐き気や口内炎などの副作用はあるものの、趣味の卓球を再開できるまでになった。「標準治療で良かった」。

隆さんも笑顔だ。それでも日々、完治につながる治療法が開発されないかと、ネットやテレビなどの情報に目を光らせている。

 ●「免疫療法」に注意

 ネットで最近、目立つのは、「体に優しい」「最先端」などとうたった「免疫療法」を施すクリニックのサイトだ。治療効果についてのデータを掲載するものも多い。

しかし、それらのクリニックに警鐘を鳴らすがん治療医は少なくない。

 「治療として裏付けるエビデンス(科学的根拠)がないうえに高額。患者をだましているに等しい」。外科医かつ腫瘍内科医で、がん医療に関する著書が多い「東京オンコロジークリニック」の大場大(まさる)医師は憤る。

「生死に関わる医療情報については、まず行政レベルで交通整理をすべきだ」。免疫療法には、医師という肩書だけで、がん治療の専門的トレーニングを受けていない人が多く関わっているという。

「本来、医療とは誠実であるべきです。今の状況は嘆かわしい」

 「日本は欧米で売れなくなった抗がん剤の在庫処理をさせられている」「米食品医薬品局(FDA)は抗がん剤を禁止している」。

これらはネットやSNSで、今も流れている風説だ。情報源も明らかにされないまま、多くの人が賛同し、拡散している。

海外のがんの最新情報を翻訳して紹介するサイト「海外がん医療情報リファレンス」を13年前に開設した野中希(のぞみ)さんは、そんな状況に驚きを隠さない。

 2002年、野中さんの義弟に小腸のがんが見つかった。「一日でも長く生きられるよう、最善の治療を受けさせたい」。

しかし小腸がんは症例が少なく、ほとんど情報がない。語学が得意だった野中さんは、試しにネットで英語のページを検索してみた。

すると「情報がざくざく出てきて驚きました」。義弟は亡くなったが、その間、ネットで多くの患者や医療者とつながった。

海外のがん情報を翻訳して伝えたところ、喜ばれたことがきっかけで、サイトをオープンした。

 サイトは、FDAや米国立がん研究所(NCI)をはじめ、世界のがん医療をけん引する機関から許諾を得て情報を発信している。

コンテンツには治療法をはじめ、がんに関するさまざまな情報が含まれる。翻訳者は全てボランティアで、多くの医師を監修者に迎え、校正には念には念を入れる。

 「国内外で行われる重要な臨床試験の結果は、英語の論文として医学誌に発表されます。要旨は全て、全文は一部無料で閲覧でき、情報源や出典をたどることもできる」。

論文の不正についても、全て科学的に検証され、厳しい審査を経ている。「日本人は語学の壁があるため、情報から隔離されてしまうのでは」と野中さんはサイトを続ける。

 07年、国立がん研究センターの後藤悌(やすし)医師が実施した調査結果では、ネットの大手検索サイトで肺がん治療について検索すると、米国では正しい情報が8割で、日本では3割だった。

その違いは「法的整備はもちろん、科学の扱い方に対する教育の問題では」と大場医師は話す。それでは、今現在、日本でがんの情報を得ようとする患者やその家族は、どうすればいいのか。
 
 ●医師と話し合いを

 答えは簡単ではない。「書店の『家庭の医学書』の棚には、エセ医療本が目立つ。『医学書』の棚には、より正しい情報があるが、内容が難しくて一般向けではない」と大場医師。

より確実なのは、主治医から情報を得ることだが、コミュニケーションがうまくいかない場合も多い。
 
 6月の国会で、医療法の一部改正案が可決され、厚生労働省がようやく「医療に関する広告規制の見直し」に乗り出した。今後の改善が期待されるが、患者側も引き続き、情報についての意識を高めることが必要だ。【三輪晴美】


 ◆がんの情報を得るときの主なサイト

「がん情報サービス」

http://ganjoho.jp(運営:国立がん研究センター)

部位ごとの解説、患者の生活や療養をはじめ、患者やその家族に有用な情報を掲載。

「がん情報サイト」

http://cancerinfo.tri-kobe.org(運営:公益財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター)

米国立がん研究所(NCI)とライセンス契約し、がんに関する最新かつ包括的な情報を配信。

「海外がん医療情報リファレンス」

https://www.cancerit.jp(運営:一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ)

「『統合医療』情報発信サイト」

http://www.ejim.ncgg.go.jp/public(運営:厚労省の事業における文献調査委員会)

民間療法をはじめ、補完代替療法について科学的根拠に基づいた情報を発信。


標準治療

 科学的根拠に基づき、現時点で奨励される最善の治療。一方、患者が自費で受けることを厚労省より認められた「先進医療」は、標準治療に勝ることが科学的にはまだ証明されていない。

また「先端医療」と呼ばれる治療は開発途上で、治療として成り立つかどうかも不明。

免疫療法

 自己以外を排除する「免疫」本来の力を回復させたり、強化したりすることによる治療法で、近年、盛んに研究が進められている。

しかし、現時点で有効性が証明されているのは「オプジーボ」「キイトルーダ」をはじめとする「免疫チェックポイント阻害剤」などの一部薬剤のみ。

それ以外の免疫療法は、真に効果が証明されていないため、注意が必要だ。

 
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更新日時:2017/08/20 06:41
 
 
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