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2019_03
08
(Fri)12:23

『がん仲間の闘病を正直、聞きたくないのよね。』という声を時々耳にする!

 今日も、京都に帰られたB会員さんとお話をする機会があった。彼女は、埼玉に一時期、居を構えておられた時に、A会員さんからこの会を紹介されたという。

しかし、この会員さんに、当会を紹介したA会員さんとは、電話のみでお会いしたことはなかった。二人は、樋野興夫先生のがん哲学外来で出会ったとのこと。

B会員さんは、キャラクターが印象的で忘れたりするような方ではなかったが、そういう方なだけにその後が気になり、久しぶりに電話した。(きっと、京都にお帰りだろうなぁ~と思いつつ。)

元気な声が返ってきた。変則的な治療で、(標準治療外)術後何年も経っているのに、ウイッグは欠かせなかったし、副作用に悩まされていた。

A会員さんは、当初、鬱傾向が強く、かなりほぼ毎日お電話を掛けて来られた。ご自分は、患者の集いに参加は出来ないが、何故か、Bさんには勧められていた。

あんなにご対応していたAさんは、ある日を境に徐々に電話が遠ざかって行った。っというのも、勝俣範之医師をご紹介し、その後、日本医科大学武蔵小杉病院の院内サロンや哲学外来などの催しに参加されるようになっていた模様であった。、

当会から離れて行ったことは、分かっていたし、それでいいと勿論、思っていた。別のルートからも、Aさんの情報は入っていたので、本当にそれでよかったと安心していた。

ところが、今日、Bさんと話していて、『患者会は、色んな人の闘病を聞かされるから、滅入る。だから、参加しないと言っていた。』と、Aさんが言っていたことをBさんから聞いた。

それを耳にして私は言った。『いや、それでいいんじゃないですか?だって、当会は、弱さで触れる場所なんだから、Aさんにとっては、不要な会になったんだと思います。

それは、お元気になった証拠ですもの。お元気な方は、当会に来られる必要はありませんから。』と返事した。

色んな思いで会から遠ざかる方がいたとしたら、私は、それも一つの元気であり、強さ!と捉える。

力があり、自分の考えがしっかりとあるという、逆に強い方は、当会に集われる必要性はまったくない。何度も言うけど、患者会は、弱さで触れる場所なのだから。

しかし、その後Aさんは、再発・転移をされたと伺い、終末期に入ったと聞き、私は、勉強会の帰りに、Aさんを見舞った。

『信じられない。夢をみている感じ。娘に言ったら、嘘でしょ?シャロームの代表がお母さんのところに来てくれる訳ないよ。と言われてましたので....。』とおっしゃっており、目の前の私を見て、大変感激し、喜んで下さった。

その後、もう一度、病院にお伺いしたが、(キャンサーボード勉強会の流れで)その時は、緩和ケア病棟のある病院に転院する・・・ということがメインで、ご自分の体調のことばかりが気がかりのようであった。

Bさんとは、旅行にいったり、カラオケに言ったりされていた仲とのことであったので、Aさんが最もご深刻な内容を、聞いていたのかとBさんに尋ねた。すると、それは、聞いていない。ということであった。(詳細には、勿論、触れない)

最も、誰にも知られたくないという弱さの部分を、やっぱり、誰かに伝えておきたいという、誰かか......に、私を選んで下さっていたこと。それは、とりもなおさず、私に対する信頼があった....ということ。私は、今日、それを確認した。

『Aさんだって、やっぱり、シャロームに繋がってよかったってことじゃない。弱さを吐き出せる場所があってよかったですね。』そう、もういなくなってしまったAさんに言葉掛けをしている私がいる。





C.O.M.M.E.N.T

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