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2019_04
06
(Sat)17:11

ご相談のお電話から;痛みが理解されない苦しみ!

 昨日、ご深刻なご相談電話を頂いた。

要約すると、術後の痛みがあるが、主治医は、データ上は問題ない。そんなに痛みが続くなら、心療内科に言って下さい。と、突き放された・・・というもの。

勿論、鎮痛剤を処方されてはいるが、それでは効かないから、何度も主治医に訴えている。以前にもご相談を受けた方で、そんな時は、緩和ケア外来を受けるとよいということをお伝えした。

ところが、担当の看護師にその旨を伝えると、『がん末期の方がかかるところなので、あなたは、対象でない。』と、言われたとのこと。

しかし、その病院の緩和ケアの医師から、そういう方を回してもらったら診ますよ。と言われた記憶がある。

病院の中で、共通理解が図られていない。

更に、あまり痛みを訴えるので、その主治医は、心療内科を行くように勧められたという。何故、心療内科なのか?それをまず、聞くことを勧めた。

そういった方のために、大津秀一医師のクリニックがある。

しかし、上記のサイトのように、40分19,800円の費用がかかる。ご相談の方は、ちょっと多弁なので、40分なんてあっという間に過ぎるだろうし、

年金暮らしの方では、埼玉から東京文京区まで電車賃も労力もきっと負担だと思われる。

更に、別の病院の心療内科に行かなくても、その病院には、精神腫瘍科がある。どうして、連携していないのだろう。

当会会員さんは、治療を受けながら緩和ケア外来に通院している方もおられれば、また別の会員さんは、精神腫瘍科にもかかっていた会員さんもいた。

あ~。それから、抗がん剤の副作用に皮膚障害があらわれれば、院内の皮膚科にも回して頂いた会員さんもいた。

であるにも関わらず、主治医によっては、一切、院内のその専門科に紹介状を書いてくれない医師もいる。

一体、どうなっているのだろう。担当看護師も、頭ごなしに、痛みのコントロールでの緩和ケア科には、かかれません。と、事実と異なることをそんなに断言していいのだろうか?

自分の医師をはっきり、強く訴えることの出来ない患者は、こうして、何の恩恵も受けることなく、常に空回りをさせられる。

理不尽である。

そうは言っても、私にも何ら権限がないので、『出来るはずですけどねぇ~。』というのが精いっぱい。

どうにかならないものかと、歯がゆい思いを日々抱いている。

C.O.M.M.E.N.T

緩和ケアの大津です

植村さん、皆様、こんにちは。
緩和ケアクリニックの大津秀一です。
お世話になっております。

「どうにかならないものかと、歯がゆい思いを日々抱いている」

お気持ちが伝わって参りました。

誠に残念ながら、ご記載されているような「緩和ケアにかかれない」現実が散見されるのは事実だと思います(それなので自院を開設したということもあります)。

術後遷延性疼痛(→https://kanwa.tokyo/chronic-pain)への理解が医療者にも進んでいないので、対応する人によっては「気のせい」とされてしまいますね。

自院は初診時は情報収集とその方に合った方策を練るために事前の時間もかかるため19800円を頂いておりますが、次回以降は10800円に下がり、がんセカンドオピニオン外来を行う東京の病院(→https://soukikanwa.jp/home/secondopinion/)よりはご負担を軽くするように務めております。

また定期的にかかって頂き落ち着いている患者さんは、国のガイドラインに則り、オンライン診療を行うことも可能ですので、埼玉からご通院頂かなくて良くなります(ただ前述した国の規定があるのでそれを遵守しなければいけないことになっています)。

ご指摘の通り、がんの場合各科にかかる必要が生じ、時間や頼む負担もかかります。一人の医師が、がんのプライマリ・ケア医(かかりつけ医)として関わることがそのような大変さを緩和するのではないかとも考え、自院を運営しております。

術後遷延性疼痛の方に関しては、非がん慢性痛の専門家が一番の専門家になりますので、同じ病院の麻酔科(ペインクリニック)で対応してくれるかもしれませんが、そこも対応してくれないようならば通院している病院と別の医療機関に(痛みに関しては)かかったほうが良いかもしれませんね。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

2019/04/07 (Sun) 12:27 | 大津秀一 #l3XNhR2o | URL | 編集 | 返信

Re: 緩和ケアの大津です


大津先生

お忙しい中、コメントをありがとうございます。

本日(4/9)のブログに、下記のコメントを転載させて頂きました。

埼玉のがん医療や、埼玉県民のがん患者の実態など、赤裸々に綴っていますが、
体制に影響ない程度に発信しています。

今回、補足や先生の熱い思いをお聞かせ頂きありがとうございます。

今後も、先生のような志の高い医療者及び医療機関のあることを、
発信出来たらと思っています。

間違いがあったら、また、ご指摘頂ければ幸いです。

本当にこの度は、コメントありがとうございました。

がん患者会シャローム代表

> 植村さん、皆様、こんにちは。
> 緩和ケアクリニックの大津秀一です。
> お世話になっております。
>
> 「どうにかならないものかと、歯がゆい思いを日々抱いている」
>
> お気持ちが伝わって参りました。
>
> 誠に残念ながら、ご記載されているような「緩和ケアにかかれない」現実が散見されるのは事実だと思います(それなので自院を開設したということもあります)。
>
> 術後遷延性疼痛(→https://kanwa.tokyo/chronic-pain)への理解が医療者にも進んでいないので、対応する人によっては「気のせい」とされてしまいますね。
>
> 自院は初診時は情報収集とその方に合った方策を練るために事前の時間もかかるため19800円を頂いておりますが、次回以降は10800円に下がり、がんセカンドオピニオン外来を行う東京の病院(→https://soukikanwa.jp/home/secondopinion/)よりはご負担を軽くするように務めております。
>
> また定期的にかかって頂き落ち着いている患者さんは、国のガイドラインに則り、オンライン診療を行うことも可能ですので、埼玉からご通院頂かなくて良くなります(ただ前述した国の規定があるのでそれを遵守しなければいけないことになっています)。
>
> ご指摘の通り、がんの場合各科にかかる必要が生じ、時間や頼む負担もかかります。一人の医師が、がんのプライマリ・ケア医(かかりつけ医)として関わることがそのような大変さを緩和するのではないかとも考え、自院を運営しております。
>
> 術後遷延性疼痛の方に関しては、非がん慢性痛の専門家が一番の専門家になりますので、同じ病院の麻酔科(ペインクリニック)で対応してくれるかもしれませんが、そこも対応してくれないようならば通院している病院と別の医療機関に(痛みに関しては)かかったほうが良いかもしれませんね。
>
> 今後ともよろしくお願い申し上げます。

2019/04/09 (Tue) 09:23 | がん患者会シャローム #CjlWd7YA | URL | 編集 | 返信

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