毅然とした医師の態度!

今日は、学童最後の勤務の日、やっぱり、ギターを持参し“世界の子供たちが”を子供たちと一緒に歌った。ある者は、私と並んで手話で歌ってくれた。3年間充実したひと時であった。

さて、昨日、ある医師からBCCでメールが送られた。この転載は、ご本人の許可を頂いている。その医師は今まで、がん専門雑誌の質問に回答したり取材・原稿の協力をされていた。ところが、今後一切断るという内容のものである。

患者を惑わし、治療が奏効するような記事や広告には、どうか振り回されませんように。こんな毅然とした医師は珍しく、むしろ名前を貸したり、その報酬をもらったりする医師も横行している。

しっかりこういった実態を知った上で今後も治療を正しく選択して欲しいと望む。固有名詞他、個人が特定するものについては、配慮しているつもりである。取材を依頼して来たライターさんへ出したメールである。
○○様
 
貴社の編集長に以下のメールを差し上げました。
 
今月号の貴社雑誌拝見しました。
○頁に、貴社主催で、3月○○日に「最新がん治療セミナー」ということで、免疫療法のセミナーを行ったようでありますが、 下記に示したとおり、○○クリニックさんはかなり危険なクリニックと認識しております。

以前より、免疫療法に関しては、誇大広告が目立っておりましたが、最近朝日新聞や読売新聞でも一面広告を使い宣伝しております。そのたびに患者さんに説明するのがかなり大変であります。
 
本日、私の卵巣がんの患者さんで、現在行っている化学療法と、○○クリニックの免疫療法+休眠療法と併用したいという申し出がありました。

○○クリニックに受診したところ、樹状細胞療法と、休眠療法を、当病院でやっている化学療法と併用可能ということでした。

URLの表示は削除!

患者さんにそのような治療法はまだ確立されていないもので現在の治療と併用することはおすすめできない、とお話しましたが、納得していただけるまでに30分くらいかかりました。
 
私は免疫療法を否定したいという考えではなくて、研究段階の治療法は、臨床試験にてきちんと評価されるべきと思っております。

しかし、○○クリニックや○○NETのようなやり方は、患者さんに利益をもたらすどころか、不確かな治療をあたかもよい治療であるがごとく患者さんにすすめるのは、患者さんに不利益を与える危険が大きいと考えます。
 
また、臨床試験として行われていないとしますと、明らかに「ヘルシンキ宣言」違反、厚生労働省の「臨床研究に対する倫理指針」http://www5.cao.go.jp/seikatsu/shingikai/kojin/20050127kojin-sanko2-6.pdf
違反ということになります。
 
また、××クリニックはサリドマイドを乳がん患者に使うような臨床試験もどきを行っているようですが、

URLは削除!

ご存じかもしれませんが、サリドマイドは乳がんに対しての臨床試験は海外でnegativeな結果となり、
JCO2000, 18(14):2710
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10894870?ordinalpos=23&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_
ResultsPanel. Pubmed_RVDocSum


http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16053669?ordinalpos=8&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_
ResultsPanel. Pubmed_RVDocSum
乳がんでの開発は断念しています。

このような情報を患者さんに正確に伝えないで、臨床試験もどきを行っていることも、明らかに「ヘルシンキ宣言」違反、厚生労働省の「臨床研究に対する倫理指針」に違反していると思います。

このセミナーの協賛が、免疫療法を推進している△△株式会社という組織でありますから、利益相反は明らかです。
 
貴社さんが、このような組織、クリニックをサポートされるのは自由だと思いますが
「患者さんに正しい情報を伝える」ことが設立の主旨であった貴社に対して、これまで取材・原稿などでお手伝いをさせていただいてきましたが、今後、貴社トさんの取材・原稿などは一切お断りしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
 ××病院  ○○医師 より                 
 治療に迷い・思案し、不安な患者に対して、このように憤りをもって、毅然と立ち向かって下さるお医者さんがおられると思うと、大変心強い限りである。

当初は、宛先を間違えられたのかしら?と、確認したら、患者会などでもこのことは、大変重要なことなので、BCCでお送りした・・ということであった。

こんな医師と知り合いになっていて本当によかったと思うのであります。どうか、皆様もうまい文句には、騙され惑わされませんように・・。毅然と立ち向かって下さるこのような医師のご熱意をどうか無駄になさいませぬように。 
 
 
  1. 2008/03/31(月) 19:38:10|
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コメント

今日もシャロームからの貴重な情報をありがとうございました。
こういう情報が自分の身を守るのだと心から感謝しています。たくさんの方がこのブログを読み、コメントには残らなくても色々と物思い、感謝している事と思います。これからも、頑張ってくださいね。
  1. 2008/04/01(火) 12:28:37 |
  2. URL |
  3. たーたママ #dEc.uiHI
  4. [ 編集]

Re:

たーたママさん。

コメントをありがとうございました。
この記事をUP後すぐにある患者会の代表の方から
お電話を頂きました。

また、ある医療従事者様からは、

> 本来なら、もっと多くの医師が協力を断るべきだろうと思うのですが
> 忙しいのか、そこまで気が回らないのか、こういうふうにはっきり断
> わる人は私の知る限りいませんでした。

> この医師がどなたかは尋ねませんが、その方には「よくやりまし
>た天晴れ」とお伝えください。

という反応を直メールで頂いています。患者は、藁をも掴む患者を食い物にしている機関が巷に横行している事実を知るべきだし、また正しい情報を求めるべきと私は思います。

いつも閲覧本当にありがとうございます。
  1. 2008/04/01(火) 13:11:53 |
  2. URL |
  3. シャローム #CjlWd7YA
  4. [ 編集]

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