昨日の女性だけのランチオフ会の際、『お元気ですか?と、ご機嫌を伺うと、“う〜ん”と困惑された。そういう時って、どんな言葉を掛けたらいいのかしら・・』と尋ねられた。
がん患者会シャロームの配慮して欲しい言葉を参考にして頂きたいのであるが、『お元気ですか?』とか、『お元気そうね。』と、声をかけられると概ねの人は言葉に窮する。
理由はいくつか上げられるが、自分の体調のことをあまり口にしたくない人や触れて欲しくない人もいる。どうせ言っても分らないでしょ?って思う人もいるかもしれない。また言葉は悪いが、余計なお世話と思う人もあるだろう。尋ねた方とのお付き合いの深さにも反応は異なるかもしれない。
それでは、どう声を掛ければいいか・・ということであるが、『普通にして下さい。普通の挨拶、普通の会話が一番嬉しい。但し、お相手が体調のことを口にされた時には、精一杯イマジネーションを働かせて、可能な限り、その方のお気持ちに添うようにして下さることが大切だと思います。』と、答えた。
病気になると、本当に様々なものが削ぎ落とされる。もう、上っ面の付き合いも、不必要な人間関係も清算したくなる。限られた命を意識し、最も大切なことだけを残し、それを愛おしく温め、毎日を感謝して積み重ねて生きたいと思う。
私は、この『お元気そうね。』という言葉に強い抵抗を感じ、今までにも嫌な思いもして来た。この『お元気そうね。』は、相手の思い込みであることが多く、よしんば体調不良を訴えても容易にそれを受け入れようとしない。
これは、最悪のパターンで、体調不良を否定される場合もあるから厄介である。『誰でもそうよ。とか、年取ればみんな具合はどこかしら悪くなるわよ。でも、元気そうじゃない。』という風に、患者サイドにまったく立てない人もいる。
また人によっては、自分は健康という優位な立場から物をいう人も中にはいる。病人を特別視し、底の浅い同情心を注ごうとする人もいる。 (屈折した言い方に取られるかもしれない。だから、そう、寂しいの。)
『病気にはなってもいつまでも病人ではないから・・。』と言っても、『お元気そうね。』と、いつも・いつも病気に引き戻されることだってしばしば。
★普通にして欲しいことが一番親切なことと、(こんにちは・・とか、お天気いいですね・・とか)、患者が体調のことを話した時にこそ、真剣にその話に耳を傾けて欲しいと、最後にもう一度力説しておきたいと思った。
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