今日は、協賛支援製薬会社の中のファイザー株式会社を訪問する日。昨日の失敗を生かしてしっかり着込んで出かける用意をちょうどしていたところだった。
そこへシャローム専用携帯が鳴った。県内の方で肝臓がんの再発治療中の女性。県内と言っても随分遠いところからのお電話。シャロームのリーフレットも置いていない病院。
『どこでこのがん患者会シャロームをお知りになりましたか?』と尋ねると、県内のあるがん拠点病院に入院中だった時のこと、
隣のベッドの患者が退院する際に、シャロームの活動が紹介されたがん雑誌(がん情報ネットワーク誌)のコピーを手渡し、『これでも読んで・・。』と一言口にして病室を去ったのだそうだ。
彼女は、おもむろにそれを手にし何気なく読んだ。でもそれが彼女のフックにかかっていた。退院後彼女は勇気を持ってシャロームにお電話をかけて下さったという次第。
肝臓がんの再発で、入退院を繰り返しながら、もぐら叩きのようにラジオ波でがんを灼熱死させている。それでもがん細胞は手強い。次から次にニョキニョキとあっちからもこっちらかも頭を出してくる。
とても墜ち込み、辛い胸の内を語って下さった。苦しみに拍車をかけているのが、ご主人の無理解や寄り添ってもらえない悲しさだと言う。
『とても苦しい・・。』と訴えると、『病院には、あんなに沢山がん患者がいたじゃないか、苦しいのはお前だけじゃないんだよ。』と、取り合ってもらえない・・と嘆く。
『今私は、私の苦しみを分ってもらえる人と話がしたい・・。がん患者でなければこの苦しみは所詮分りませんよね。是非お会いしてお話がしたいのですが・・。5月30日の患者会の前に一度お会い出来れば嬉しいのですが・・。』とのこと。
ランチオフ会は、4月28日にしたばかりだがその方に取っては最初の第一歩。4月の時も新しい方(がん再発者)のためにセッティングしたランチオフ会だった。『先月やったので今回は出来ない・・』というのはおかしな話。今回も同じ扱いでなければ公平でない。
4月の時は女性だけ11人も集まったけれど、今回は、最悪私だけでもよい・・ということで話が決まった。明日にでも前回参加されなかった方にお電話で聞いてみることにしよう。その方の重荷が少しでも軽減できれば・・と思っている。
出会いは本当に不思議!想像もしないところでシャロームの名前が浮遊している。一人でも多くのがんで苦しんでいる方々の目に触れて、がん患者の拠り所になって欲しいと心から願っている。
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がん患者会シャロームの活動が紹介されているページ!
さて今日は、5月だというのに3月中旬くらいの気温で15年ぶりの寒さだったという。冷たい北風が吹き小雨も降っていた。新宿南口を出て、プリントアウトした地図を片手に足早にファイザーに向かっているというのに、私は見知らぬ人から4回も声を掛けられた。
『今、無料で手相の鑑定をさせて頂いています。』と、にこやかに近づいてくる。心の中で葛藤する。これはある××団体の勧誘。ミイラ取りがミイラになったケースも知っている。だから本当は怖い集団。
でも葛藤とは、怖いもの見たさが走る・・という意味。きっと本当に私のような人が引っかかるんだろうな・・と思う。どんな鑑定をするというのだ。お決まりの脅しのようなことを言って、どこか仲間のところに連れて行く。そして、どうにも身動き出来ない状態・引き返せない状態に追いやる。
きっと私は、格好のかもなんだと思う。何様例によってあの人この人に道を聞いている私の姿は、ひと目で田舎者と分ったであろうから・・。独特なアンテナと嗅覚。見てると声を掛けられる人もどこか私に似たような共通点がありそう。
さて、
ファイザ様の担当者は、親切に私どもの話を好意的に聞いて下さった。『一度会ってお話をお聞きしたい・・』という先方様の意図が分るような気がした。オロオロ・オタオタばかりしないで、少しはしっかりしなくちゃなぁ〜と、自分を奮い立たせられるようなひと時だった。
ファイザー様の通行証は、下記のような社名の入った布製のワッペンを胸に貼ることになっていた。これがまた強力な粘着力でちょっとやそっとでは剥がれない。会社によっていろいろなんだなぁ〜と、またひとつ社会勉強した感じだった。
製薬会社などに勤める人たちは、本当に皆さん有能な方たちばかりで、私にとってはやっぱり別世界。みんな、与えられたポジションで一生懸命その役割を果たしている。
私には、この田舎の小さな患者会の代表が似合ってる。そして、今日のように刺激を与えられて私はちょうどよい・・と、自分の立ち位置を確認した。本当に支援して下さる製薬会社様には、心から感謝している。
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