2007_01
12
(Fri)23:57

症例1. 子宮頸がん

がん患者会『シャローム』会員Aさんの了解を得て掲載しています。

Aさんが、シャロームに入ったきっかけは、自分の経験を生かしたい。自分のようなことにならないように、患者会を通して社会に発信したいという考えに至ったからだそうです。

彼女は、がん発覚の2年前、市の一般検診(検尿や心電図・血圧など)で血尿の所見がありました。精密検査をした医師は、血尿は、腎臓癌が疑われるから・・と、CTなどの検査をしました。しかし、異常所見はありませんでした。

その時、その医師に血尿は、子宮頸がんの疑いもある・・という知識があったなら、見落としがなかったなら、こんなにがんが進むことはなかったのでは・・と、訴えます。

精密検査の2年後、出血が止まらない状態が続いた為、婦人科を受診し子宮頸がんが発覚しました。

術後、りんぱ節転移5個の有所見の為、照射後、経口抗がん剤や筋肉注射を2年間続けました。放射線照射の副作用にも耐え、元気が戻ると信じていました。

しかし、その後、彼女の生活は一変しました。そのQOL(生活の質)は、著しく低下してしまいました。

照射の副作用で、膀胱が萎縮、硬化し、尿の容量は、100
ccくらいとなってしまったのです。膀胱炎を繰り返すだけでなく、尿漏れなどに怯える毎日となりました。

当人でなければ分らない不具合を抱えながら彼女もまた、一見元気そうに傍目には見えるがん患者のひとりです。

気持ちを重ね、思いを合わせるひと時は、あっという間に時間が経過して行きました。

具体的な不具合を明記することは出来ませんが、涙なしでは、聞くことが出来ない壮絶さでした。

彼女は、検診を勧め、情報の大切さを訴えます。米国では、子宮頸がん予防のHPVワクチンが実用化され、日本国内でも、治験が始まっています。

近い将来、子宮頸がんは予防出来る癌となることでしょう。そんな暁を見るまでは、1年に一度の婦人科検診を受けて、どうか、早期発見・早期治療に心がけて頂けたらと願う者です。

このブログは、がん患者の悲痛な訴えや叫び。がん情報、また、医療消費者としての提言など、不定期に発信出来たら・・・と思っています。

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